ブエルタなどの実況・解説陣

クラシカ・サンセバスティアンで起こった大クラッシュ。顔面を強打してしまったベルナル選手も心配ですが、やはり地元・バスク人のランダ選手が骨折してしまったのは非常に残念なニュースであり、ブエルタ出場の道も絶たれてしまいました。

それでもレースは続く。ブエルタの実況・解説陣がJSPORTSより正式に発表されております。しかも全21ステージ一気に。

ツールとの違いを簡単に述べておくと、このあたりでしょうか。

・野島さんが2ステージ担当

・2部制のステージにおいて、足立さんが3ステージ担当(いずれも前半)

・解説は辻さんが2ステージ、西谷さんが2ステージ担当

野島さんがツールを担当しなかったのはスケジュールの都合としか言いようがないでしょう。もちろん本業が優先です。

そして、クラシカ・サンセバスティアンで初めてのライブ実況デビューした足立さん。その前に全日本選手権ハイライトのナレーションを担当しておりましたが、初めてとは思えない実況ぶりとなかなか好評だったようです。さすが谷口さんの事務所・スポーツゾーン所属。DAZNで実況をしているキノッピーこと木下さんと並び、「自転車実況するならスポーツゾーン」という地位を固めていきそうです。

西谷さんが本格的に解説をするのは今回が初めてかな？もちろん選手時代には全日本で優勝し、アジアのレースでも活躍。引退後は愛三工業のテクニカルディレクターと、キャリア的には申し分なし。喋りは未知数ですが、面白いエピソードをたくさん聞かせてくれることでしょう。

ともかくツールでは人材不足が露呈。1ステージだけ栗村ナビゲーターでしたが、実況はサッシャ・永田・谷口の3氏で回す状況。でも、野島さん・足立さんが戦力になってくれれば(もうなってますけど)心強いし、ツールのゲストにJプロツアーの選手を呼んだのも、将来の解説者発掘を見込んだものかもしれません。DAZNが次々と新しい人をテストしている中、JSPORTSも手をこまねくわけにはいかない。

さて、もうひとつ注目なのは8/19(日)に2レースがかぶること。アークティックレース・オブ・ノルウェー(第4ステージ)と、ユーロアイズ・サイクラシックス ハンブルク。前者は足立さんでいくようですが、後者は未発表。せっかくのドイツでのレースですから、ここはもちんサッシャ氏にお願いしたいところ。

ちょうどこの日にはモータースポーツのWECも開催されるのですが、そこにはサッシャ氏の名前がありません。ということは…期待していい？