そろそろ5大リーグの話をしないと: ブンデスリーガ編

もうプレミアとリーグアンが開幕してしまう。プレミアはDAZNでの配信が決まっているが、リーグアンについては本記事の執筆時点でまだ決まっていない。
決まったらもちろんまた記事にしますけど、他のリーグについてはそろそろまとめ始めたほうがよさそう。ということで、まずはドイツ・ブンデスリーガの話。

昨シーズンはDAZNが配信したが、今シーズンはスカパーが放映権を獲得していることはご存知の通り。
このリリースでは、わざわざ「放送権・配信権」の両方を獲得したことを強調している。実際、昨シーズンはDAZNでの配信だけでなくJSPORTSでも視聴できたわけで、ふたつの権利は分割されていた。
これは2016-17シーズンの放映権についてJSPORTSが出したリリース。よく読むと「JSPORTSオンデマンドではご覧になれません」と書いてある。つまりインターネット配信権を確保していなかったわけ。
テレビのJSPORTS契約者に対してはその付帯サービスとしてネット経由で視聴する手段が用意されているが、ネット単独契約ではダメということ。同様の例にはフジテレビのF1中継がある。
ということで、2017-18シーズンでは配信権のほうをDAZNに持っていかれた。いわば権利の盲点だったと言える。
で、このリリースの注目ポイントは日付。スカパーが18-19シーズンの契約を発表した後に出ている。つまり、DAZNは最初から単年とわかったうえで契約したことになる。DAZNにどんな思惑があったのかは、近いうちに考察(妄想?)してみます。
さて、もともと日本におけるブンデスリーガの放映権を持っているのは21世紀フォックス。当初は自社のチャンネルで放送する方針だったが、途中で断念しサブライセンスに切り替えている。

この契約は19-20シーズンまで。そして、スカパーも当然ながら19-20シーズンまでの2年契約。なので、20-21シーズンの放映権はゼロからの叩き合いになる。
なかなか止まらない放映権バブル。果たして2年後も続いているのか。そしてスカパーは高値をつかまされたのか。その答えはまもなく出るはず。

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