東京五輪・自転車ロードのコース決定

すでに報道は出ていたし、ほぼその通りになったので大きなニュースではないのだけど、いちおう正式発表ということで。
厳しいコースであることは間違いないのだけど、どんな選手に向いているかは専門家に任せます。
それよりも本ブログ的に注目しているのは2点。

ひとつは1都3県にまたがったコースであること。日本国内の自転車レースにおいて県境をまたぐものはない。自転車に限らなくても、箱根駅伝や全日本大学駅伝くらいか。
こういうレースは警視庁や県警の協力が欠かせない。どこまで緊密な連携がとれるのか、それとも単なる縦割り行政で終わるのか。ある意味日本の組織力を問われる事案だと思う。

もうひとつは五輪の前後。つまりテスト大会と記念大会。
テスト大会は必ずやらねばならない。国内のチームを集めて開催するのか、それともUCI公認レースにするのか。ツアー・オブ・ジャパンの1ステージに組み込むというのも一案だけど、やはり夏にやっておきたい。
速度が出るのでマラソンほどきつくはないと思うけど、なにしろ蒸し暑い。補給に失敗すれば命取りになる。

そして、今後も同様な大会は続けていかねばならない。ロンドンでは自転車のお祭りが開かれ、最後にはワールドツアーの一戦であるライドロンドン・サリークラシックが開催される。(ちなみに先日開催されたレースではアッカーマン選手が優勝した)

周回コースのほうが観客にとってはいいのでは、という意見もあるだろうけど、厳しい山岳も含めたコース設定でのレースは見たいし、さらに市民参加の大会になるのが理想だ。
日本における市民参加のレースの多くはヒルクライム。距離が短くてすむし、速度が出ないのでケガのリスクが少ない。でもこういう本格的に公道を封鎖した大会ができればもっとよい。フルマラソンの大会は山ほどあるんだから、自転車もあっていいでしょ。

なお、テレビでの完全中継は期待できないので、おそらくネット配信になるでしょう。

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