なでしこジャパンの視聴率まとめ

あまり報道されていない感があるので、女子ワールドカップにおけるなでしこジャパンの視聴率をまとめることにします。なお、ザンビア戦とコスタリカ戦についてはBS1での放送のため、視聴率データは存在していません。


スペイン戦の数字はFRIDAYデジタルの記事にありました。FRIDAYは放映権料に関しては適当な数字を出しまくっていますが、これはビデオリサーチ調べの数字ですから正確でしょう。この時間帯は各局がニュースを放送しており視聴習慣が根付いていますので、それを切り崩すのは困難だったと言えます。


  • 7月31日(月) グループリーグ第3戦 vs.スペイン
    • 15:50~17:00 4.6%
    • 17:00~18:00 6.4%

ノルウェー戦とスウェーデン戦については、ビデオリサーチのWebサイトに掲載されていました。


  • 8月5日(土) 決勝トーナメント1回戦 vs.ノルウェー
    • 16:50~17:53 10.0% (個人5.4%)
    • 17:56~18:45 13.2% (個人7.5%)
    • 18:45~19:10 8.5% (個人5.0%)
  • 8月11日(金・祝) 準々決勝 vs.スウェーデン
    • 16:10~17:20 11.4% (個人6.3%)
    • 17:22~18:45 11.7% (個人6.7%)

平日夕方だったスペイン戦については数字が伸びないのは致し方ないところですが、そのスペイン戦の試合内容が評価されたこともあり、土曜のノルウェー戦、祝日のスウェーデン戦はいずれも2ケタに達しています。


勝っていれば準決勝は夜の開催となり、さらなる数字が見込めるところでした。また、かりに準決勝で敗れたとしても3位決定戦があるので、もう1試合中継できたわけですから、なでしことしても、NHKとしても大きなチャンスを逃したと言えます。


FIFAの集計では、ノルウェー戦の視聴者が672万人だったとも報じられています。個人視聴率は6%程度なので、日本の人口1.2億人をかけると720万人。そこにFIFA+やNHK+で視聴した人を足せばもっといそうな感じですが、まぁFIFAも控えめだったということで。

NHKが支払った放映権料については報道が乱れ飛んでいますが、現実的には10億円を超えない水準とみられます。今回の3試合(および開幕戦・決勝戦)を合わせて10億円の価値があるかと言われると、男子の代表戦が2億円程度とされる中ではいまいち足りないと言わざるを得ません。準決勝と決勝(または3位決定戦)があれば、元を取れたというレベルではないかと。


スウェーデンに勝てなかったことは残念ですが、内容的には先々への期待を感じさせるものであり、来年のパリ五輪に向けて再度話題を盛り上げていくことはできるでしょう。そのためには、当然ながらWEリーグを中心とした底上げが必要になります。筆者も男性なので、女子サッカーを盛り上げる妙策はあまり思いつきませんが、やはり女性に観てもらい、女性のファンが増えることが大事かと思います。

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