ESPN+の成長止まる。Appleへの売却説も。

ディズニーの最新の四半期決算によると、ESPN+の契約数は2,520万人で、前期の2,530万人からわずかに減少しました。また、1契約あたりの売上も月5.45ドルとなり、前期の5.65ドルから低下しています。


サービス開始から5年余り。これまで成長を続けてきたESPN+ですが、ここに来てついにストップ。disney+やhuluとのセット売りで拡大してきましたが、それも限界が見えてきたようです。

最近のESPNはコスト削減を進めており、人員整理も行われています。先日は、スポーツベッティング業者のPENN Entertainmentと業務提携を結び、「ESPN Bet」を開始しました。10年契約で総額15億ドルを受け取るとのことです。


夢の国・ディズニーもスポーツベッティングを無視できなくなりました。もはやなりふり構わない状況です。株式の一部売却や、会社そのものの売却も選択肢に入っているようです。

2025年からNBAの放映権が新たなサイクルに入ることもあり、NBAと株式の一部譲渡を含めたパートナーシップを検討していると報じられます。同様に、NFLやMLBとも協議を進めているとか。


そして、ここに来て名前があがっているのがApple。ESPNをまるごと買収しようとするなら、50億ドルが必要だとされています。


ただし、AppleはMLSのようにグローバルな放映権ビジネスを望んでいます。ESPNは南米やヨーロッパでもビジネスを行ってはいるものの、基本的にはアメリカが主戦場であり、放映権契約の多くもアメリカ国内のものです。実現の可能性は低いように思われますが、少なくともESPNに何かしらのテコ入れが必要なことは確かです。

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