女子サッカークラブ買収へ、1億ドルの基金創設。

女子サッカーのクラブに投資することを目的とした「Mercury 13」というファンドが創設されました。ヨーロッパの投資家や元サッカー選手などから1億ドルの資金を獲得しているとのことです。

代表のVictoire Cogevina Reynal氏は、サッカーの情報アプリ「Gloria」の共同創立者で、昨年Onefootballに売却し、現在はOnefootballのVice Presidentに就任しています。


ヨーロッパや南米の複数のクラブと接触しており、イングランドのクラブとは近日買収の発表ができそうとのこと。また、スペインやイタリアのクラブとも交渉が進んでいるそうです。自らリスクをとってビジネスを手がけようとする姿勢はおおいに支持できます。

ヨーロッパの場合、従来のクラブが女子チームも保有する形が主流であり、買収するならば法人として独立させる必要があり、そのあたりの手続きも進むものと考えられます。アメリカだともともと独立したクラブが主流なので、このあたりお国柄の違いがうかがえます。


WEリーグは今季から12クラブとなりますが、そのうち9クラブがJリーグクラブの女子チームです。今後女子サッカーの発展を考える場合、既存のクラブに女子チームを持たせるほうが早いようにも思えますが、ビジネスとしては最初から独立したチームでやったほうがいい場合もあるでしょう。果たしてどちらが適切なのか。もちろん答えはひとつではありませんが。

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