体操の放映権にまつわるちょっとした違和感。

ご存知の通り体操界が揺れております。まだしばらくは収まらない感じです。
このブログの趣旨としては誰が悪いとかどっちが悪いとか言うつもりはないのですが、個人的にはあの問題とこの問題は切り離して考えるべきじゃないかな…と思いますし、それを意図的にセットにしようとしている人たちの存在も見えるな、といった印象ではあります。
さて、このブログの本筋に戻りますと、10月に開催される世界体操選手権の放映権をテレビ朝日が獲得しているわけですが、ネットではなぜか「テレ朝は放映権を持っているから体操協会を擁護している」という論調があるようで、なんか不思議に思うわけです。

むしろ放映権があるからこそ強い態度に出られると考えるのが自然ではないかと。せっかくこれで商売をしようとしているのに、商品を傷つけるなどとんでもないし、何らかのペナルティを要求したっていいくらいの話です。

【ちょっと脱線】
国際体操連盟は新体操やトランポリンも管轄してるので、テレ朝は新体操の世界選手権も放映権持ってます。CSのテレ朝チャンネルでやってるので見てみてはいかが?


まぁ、叩かれる一因が元アナウンサーの宮嶋さんであることは理解します。この方は古舘伊知郎さんや渡辺宣嗣さんの同期で…という話は以前にも書きましたっけ。あと、女性アナウンサーで初めてマラソンの実況を担当した方でもあります。
そんな宮嶋さんは自らのFacebookで、テレ朝の若手スタッフからたしなめられたことを書いております。そう、要するに若手が勝手に萎縮してるんですよ。どちら側の意見かに関わらず、テレ朝にはテレビ局として果たすべき義務がある。それだけの話です。

テレ朝の前に放映権を持っていたフジテレビに対しても、あの「暴行映像」をスクープしたことで何かと言われているようですが、いまは持っていないんだから何の関係もないですよね…
であれば、「体操ワールドカップ」の放映権を持っている日テレにも矛先が向かって然るべきなのですが、なぜかそういう声はあまり聞こえてこない。聞こえてこないってことは、まぁそういうことなんでしょう。

もうひとつ書いておきますが、この体操ワールドカップ。国際的な放映権を持っているのは実は電通なんです。
ですから、もしなにかしらの陰謀論を唱えるのであれば、そこまで踏まえたうえで論じてくれないと物足りないなぁ…というのが、放映権というものの沼にはまってしまった筆者のひねくれた感情だったりします。

ともかくほとんどの選手たちには関係ないことですので、雑音に惑わされずいい演技が見たい。ただただそれだけであります。

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