MP & Silva社のHPはまだ残ってるの?
当ブログの最近のアクセス状況を確認すると、UEFAネーションズリーグの記事のPVがとにかく多いです。
最初の国際Aマッチデーは終わってしまいましたが、みんな観たいですよね。当然ですよね。たいした情報を載せられず、ほんと申し訳ないです。
さて、この件を掘っていくと出てくるのがMP & Silva agency(以下MP社)という代理店です。もとはイタリアの会社ですが、一昨年に中国資本の参加になりました。
同様にスイスのInfront Sports社も中国資本になってますから、チャイナマネーがスポーツを通じて世界を侵食し始めてるといった感じです。
しかし、巨額の買収にはいささか無理があったようで、最近のMP社は放映権料の支払いトラブルが連発。
セリエAからは訴訟を起こされ、国際ハンドボール連盟からは権利を剥奪され、コパ・リベルタドーレスの権利はパフォームグループに持っていかれ……と散々なありさまです。
※見方を変えると来年のリベルタドーレスがDAZNで配信される可能性が出てきました。あとスダメリカーナも。
で、これがネーションズリーグとどう関係があるかと言うと、よりによって日本向けの放映権をMP社が落札しちゃったのですよ。
しかも、UEFAが販売したパッケージにはユーロ予選、ワールドカップ予選、そしてネーションズリーグ2大会が含まれる超豪華セット。さてさてどうなることやら。
もちろんこの話はサッカーだけにとどまらないわけで、例えば来年開催される野球の「プレミア12」もMP社が権利を持っております。中国資本になる前からの契約ではありますが、契約は契約。守ってもらわないと困ります。
正直MP社の経営状況まではよく分からないのですが、どうも自転車操業っぽい感じが見えてきます。こんな感じだと権利を買う側も危なっかしくて動きにくい。
相手が苦しいようなら持久戦にして安く買い叩いたほうがいいわけで、日本のファンはもう少し我慢を強いられるかもしれません。そもそもパッケージにいろいろ詰め込んだUEFAも欲張りなんですが。
ちなみにMP社は日本向け以外の権利を持っておりません。ジャパンマネーに期待されても困りますよ。なにせ日本に未来があるのかすらよくわからないんですから(^-^;
いま私の手元にはMP社のカタログがあるのですが、残念ながら昨年10月発行のもののため、いまいち情報が古いです。もし今度の10月に最新版が出るようであれば、またいろいろ分かることがあるでしょう。
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