WEリーグ、テレビ局の映像利用料を無料に。

WEリーグは、今シーズン限りの特別措置として、テレビ局が試合の映像を利用する際の利用料を無料としています。


もともと、報道目的では無料で利用できる規程が設けられているのですが、今回はそれ以外の番組、すなわちバラエティ番組などでも無料で利用することができます。


ワールドカップを終え、次は五輪予選。女子サッカーが注目されるタイミングでなんとしてでも露出を増やし、次につなげたいという強い意図を感じます。

WEリーグの映像利用規程はWebサイト上で公開されています。確かに、以下の文言が追加されていることを確認しました。


2023-24シーズンに限り、事前申請の上、WEリーグが許諾した利用については無償対応といたします。④の映像使用後はWEリーグにご報告ください。

この規程はJリーグに準じた内容となっています。つまり、Jリーグでも同様の施策が行われる可能性もあります。映像の著作権はリーグ側が保有・管理していますので、その気になればできるでしょう。


SNSでは「Jリーグの地上波での露出が減った」という声が時々見受けられるのですが、上記の通り、現在でも無料で利用できる規程は存在しています。そのうえで、さらにできることもあるというわけです。少なくとも「DAZNのせい」というのは認識の誤りです。


地域密着を進めるうえで、欠かせないのはローカルメディアとの連携であり、逆に言えば全国的なメディアでの露出が減っていくのは仕方ない面もあります。DAZNだけでなく、他のスポーツのせいにする論調もたまに見受けられますが、これもまた不毛な論争を生むだけでしょう。


全国だけでなくローカルも合わせて、他のスポーツとも協力して露出を増やしていかないと、人口減少が進む日本においては共倒れにしかなりません。

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