暇なので競輪からの補助金について調べる

本記事の執筆中にロードレース世界選手権が行われているわけですが、前回の記事にも触れた通り、ひかりTVだとライブが観られないため、今回は録画放送に切り替えることとし、現在はDAZNでF1ロシアGPを観ています。
サッシャさんの実況と中野信治さんのイケボ解説が耳に心地いいですね。ただレース展開は退屈ですが…(;´Д`)

SPEEDチャンネルは普段は競輪を放送しており、また競輪事業からはロードレースなど自転車競技全般に対して補助金が支給されています。
JプロツアーでもUCIレースでも、表彰台の後ろには「KEIRIN」の文字が書かれているのが見えるはず。ということで、実際の補助金の内訳を確認してみましょう。
競輪、およびオートレースを管轄している公益財団法人JKAが数字を公開しています。
ざっくりまとめると、東京2020に向けての強化資金として約1.7億円。その他の事業に対して約6億円。
他にも個々のサイクリングイベントに対するものや、駐輪場整備に対する補助金がありますので、合計するとざっと8億円余りといったところです。

給付先を見ると、JCF(日本自転車競技連盟)と、我らが栗村さんも在籍する日本自転車普及協会への金額が多いです。両方とも目黒にある「自転車総合ビル」が所在地なので実質的には同じようなものですが。

レースでみるとやはりツアー・オブ・ジャパンの割合が大きい。運営や広報、各ステージの開催団体にあわせて1.4億円くらいが使われています。
そして、他のUCIレースやさいたまクリテリウムにも。とくに後者については大会誘致のためにASOさんに資金が流れているわけで、せめてここくらいは補助金に頼ってほしくないのですが…うーん。

この中に世界選手権の放映権料は含まれていませんから、さらにその分が上乗せされていると考えてもよいでしょう。
要するに競輪ファンの皆さんによって日本のロードレースが支えられているというのが実状であって、それ自体は大変ありがたいことだと思いつつも、それに頼らずビジネスとして成立させることが理想的であることは言うまでもなく。

そのためには必要なのは当然ながらファンの増加と選手の強化。どちらも一朝一夕ではいきませんが、長期的に継続させていくしか道はないですね…

ということで、台風も来ていますので今夜は早めに寝ます。皆さまもどうかご安全に。

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