英撤退のViaplay、Premier Sportsを売却。

経営不振によりイギリス市場からの撤退を表明しているスウェーデンのViaplayですが、傘下のViaplay Sports(旧Premier Sports)を旧経営陣に売却するとのこと。2024年1月に売却が実施され、サービス名はPremier Sportsに戻される予定です。


2022年7月に買収したものの、わずか1年半で再度手放すことに。売却金額は当初の買収額の「数分の1」とされており、まさに損切りです。

Viaplayはスコットランドのサッカーの放映権を多く保有しており、撤退によってどうなるかが懸念されていましたが、いったん元の鞘に戻ることになります。リーグカップ「Viaplay Cup」については来シーズンから新たなスポンサーを探すことになります。

以前、Viaplayの株式12.5%をフランスのCanal+が取得したことをお伝えしましたが、その後チェコの投資会社・PPFが6.3%、ノルウェーのメディア企業・Schibstedが10.1%を取得。合わせて30%近くが売却されています。


10月末に予定されていた第三四半期決算は、1か月経過してもいまだに発表されていないという異常な事態となっており、さらなる株式や事業の売却も考えられます。

Viaplayは北欧とオランダに集中するとのこと。オランダではF1の放映権を保有していますが、来シーズンから「F1 TV Pro」をサービスに組み込むと発表しています。この流れは日本にも来てほしいところ。

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