英撤退のViaplay、スコットランドの権利どうなる。

経営不振によりイギリス市場からの撤退を表明したViaplayですが、フランスのCanal+が株式の12%を取得したことが明らかになりました。


Canal+はフランスのほか、アフリカのフランス語圏で放送局を運営していますが、Viaplayとの重なりはほぼないため、コンテンツの相互供給などでシナジーを狙うものと思われます。

Viaplayの撤退により、現在保有している放映権の処遇が気になるところです。傘下のスポーツ専門局であるViaplay Sports(旧Premier Sports)についても、売却が検討されることになるでしょう。


もっとも割を食うのがスコットランドのフットボール界です。スコットランド代表戦やカップ戦の放映権を持っています。この件を受け、スコットランドの政治家たちも動きを見せています。公共放送のBBCと、民放局のITVの系列であるSTVに対して、9月に開催されるEURO2024予選の権利を獲得するよう求めているとのことです。

Viaplayのサービス終了時期はまだ決まっていないのですが、そこまでは待てないということですね。BBCかSTVでの放送となれば、無料で視聴できることになります。


イングランド代表戦はいわゆるユニバーサル・アクセスの対象となっており、無料放送が義務付けられていますが、スコットランド代表戦は対象となっていません。それゆえにViaplayが権利を獲得できたわけですが、今回のピンチを逆にチャンスと捉え、今後はスコットランド代表戦をリストに追加するよう圧力をかけることが予想されます。


同様にViaplayはウェールズと北アイルランドの代表戦についても権利を保有しています。ウェールズについてはウェールズ語放送局のS4Cが放送するとのことですが、同様に無料放送の義務化を求める動きが出てきそうです。

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