ゴルフネットワーク、来年もPGAツアーを中継。

ゴルフネットワークは、2024年も引き続きPGAツアーの放映権を獲得したと発表しています。

対象は「日本国内でのCS・CATV・IP有料放送の独占放送権及びサイマル配信権」としていますが、この言い回しは前回の発表と変わっていませんので、基本的に内容も変わらないかと思います。すなわち、無料放送(今年はBSJapanext)および、ネット配信(今年はU-NEXT)についても維持されるものと考えられます。

しかし、昨年のプレスリリースとは微妙に変わっているところがあります。今回のプレスリリースはこちら。

CS放送『ゴルフネットワーク』を運営するジュピターゴルフネットワーク株式会社（東京都江東区、代表取締役社長：前田鎮男）は、米国男子プロゴルフツアー「PGAツアー」との交渉により、2024年1月から日本国内でのCS・CATV・IP有料放送の独占放送権及びサイマル配信権を獲得いたしました。

そして、昨年のプレスリリースはこちらです。

CS放送『ゴルフネットワーク』を運営するジュピターゴルフネットワーク株式会社（東京都江東区、代表取締役社長：前田鎮男）は、米国男子プロゴルフツアー「PGAツアー」の米国以外のグローバルマルチプラットフォームライブ放送の権利を保有するワーナーブラザース・ディスカバリー・ジャパンとの交渉により、2023年1月から日本国内でのCS・CATV・IP有料放送の独占放送権及びサイマル配信権を獲得いたしました。

交渉相手が変わっていることにお気づきでしょうか。昨年はワーナーブラザース・ディスカバリー(WBD)でしたが、今年はPGAツアーになっています。WBDは「GOLFTV」の終了後もアメリカ国外における放映権を保有していましたが、少なくとも日本向けの権利はすでに離れているわけですね。

今年8月、ゴルフネットワークの親会社であるJ:COMはWBDとの提携強化を発表しており、ディスカバリーチャンネルなど7チャンネルを合弁会社で運営しています。PGAツアーの関係は終了しましたが、このパイプは引き続き残ることになります。