DAZN、独で無料会員の実験へ。会員数は2千万人到達か。

11月末にスペイン・マドリードで開かれたイベント「SportsPro Madrid」に、DAZNドイツの責任者であるAlice Mascia氏が登壇。ドイツ市場で近日中にフリーミアムを導入予定であると明らかにしました。フリーミアムとは要するに無料会員制のことであり、一部コンテンツを無料で開放するということです。

すでにドイツではFASTチャンネルを開設しているほか、UEFA女子チャンピオンズリーグをYouTubeで配信するなど無料でコンテンツを視聴できる方法をいくつか取り入れていますが、DAZNにアカウントを作らせることでより視聴者にアプローチしやすくなります。

また、スポーツベッティングの「DAZN BET」を開設したり、スポーツウェアの製作などで知られるFanaticsともパートナーシップを結び、今後はEコマースへの誘導を推し進めていくとのこと。その点でもユーザーのデータを把握することが大事になってきます。

ちょっと気になるのが、DAZNがドイツ市場を実験の場をみなしており、「ドイツで成功すれば他の市場でも成功する」と語っていることでしょうか。これはリップサービスの面も多々あるとは思いますが、裏を返せば日本なんて特殊なマーケットなんだと言うことでしょう。日本人はサービスの品質にうるさいとか、よく言われますよね・・・。

同じイベントでは、DAZN CEOのShay Segev氏も登壇しています。現在入札が進められている次期プレミアリーグの放映権獲得に意欲を見せていますが、同時に法外な金額を支払うつもりはないことを強調しています。


※先の記事にある通り、DAZNはプレミアリーグの次期放映権獲得に失敗しました。この時点ですでに見込みがなかったのかもしれませんね。


DAZNのグローバルにおける契約者数は2,000万人に達しており、先に触れたFASTなどを含めると、3億人がDAZNのコンテンツに触れているとしています。10年後には10億人に拡大したいとのことです。このあたりの話はうまくリンクを張れなかったので、以下のURLをご参照ください。

https://www.sportspromedia.com/news/dazn-premier-league-domestic-rights-shay-segev-subscribers-saudi-arabia-investment/

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