【速報】プレミア次期放映権はSkyとTNT。4年67億ポンド。

プレミアリーグは、イギリス国内における次回サイクル(2025-26シーズンから4年)の放映権について、入札結果を発表しました。


5個のパッケージ(計270試合)のうち、Sky Sportsが4個(218試合)、TNT Sports(旧BT Sport)が1個(52試合)を落札しています。現在20試合の権利を持っているAmazonや、参入に意欲を示していたDAZNの名前はありませんでした。また、ハイライトについては従来通りBBCが権利を獲得しています。

放映権料は総額で67億ポンド(約1.24兆円)と発表されています。現在は3年間で51億ポンドですから、1年あたりだと若干減った形です。ただ、プレミア側は「以前よりも価値が4%増加した」としていますので、このあたり微妙なところですが。


今回の入札は期間が3年→4年に変更され、また生中継できる試合もシーズン200試合→270試合に増やされました。放映権料が飽和状態にある中で、それでもなんとか増額を勝ち取ろうと工夫を重ねましたが、結局のところ最終的にそれを支払うのはイギリスのファンです。大幅な増加は最初から難しかったでしょう。


国内においては御の字といったところで、今後は国外で放映権料の増額を狙っていくことになります。現在の国外の放映権料は3年53億ポンドと推定されています。

パッケージ数は7→5に減らされており、もっとも小さなパッケージを購入していたAmazonについては、予算をさらに増やすかどうかが注目されていました。DAZNも意欲を示していましたが、何が何でもという金額は提示できなかったのでしょう。


※当ブログの過去の記事で「1社最大3個まで」という記載をしていましたが、こちらは誤訳で、結果の通り4個まで落札可能でした。ここに訂正させて頂きます。


なお、TNT Sportsが落札したのは「パッケージA」で、土曜12:30キックオフの試合が32試合、ミッドウィーク開催の試合が20試合の、計52試合です。それ以外はSky Sportsということになります。

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