グランドスラムの裏でテレ東vs.全柔連のバトル。

テレビ東京の定例記者会見でも、先のサッカーワールドカップ予選の放映権に関する質問が出たとのこと。まぁ、各局すべて聞いているのでしょうし、どの局が獲得にいちばん近づいていたのかは知りたいところなのですが、少なくともテレ東ではないことは確かです。

テレ東がサッカーの日本代表戦を中継するのは難しいでしょうけど、テレ東はこれまでも少ない予算を知恵で乗り切ってきました。スポーツ中継では卓球と柔道を育ててきた実績があります。


また、新たなスポーツの発掘という方向性もあるでしょう。昔はローラーゲームを中継していました。最近だと「大食い」はひとつのスポーツと言ってよさそうです。

さて、柔道では「グランドスラム東京」が放送されていますが、この大会がテレビ中継のためにどれだけ配慮されてきたかを柔道専門のニュースサイトが記しています。


これによると、パリ五輪内定選手が出場する階級では、本来日本選手が4人まで出られるところを2人に制限したとのこと。つまり、潰し合いを避けることで内定済みの選手に出てもらおうとしたわけですね。


この件については当然ながら賛否両論あるものと思います。テレ東と言っても、なんだかんだでいろんな要求をしてるんだなぁ・・・というのが率直な気持ちでした。かつて日本の柔道は「カラー柔道着の採用」で苦い経験を味わっています。テレビ中継のために、どこを譲ってどこを守るべきなのかは、きちんと議論していく必要があります。

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