フェデラー、ユニクロを語る

今年7月、テニスのトップ選手であるロジャー・フェデラーがユニクロと大型契約。期間は10年で、総額は3億ドルとされている。

驚かれたのは、以前ユニクロが契約していたのが同じくトップ選手であるジョコビッチであったこと。そしてフェデラーはすでに37歳とキャリアの晩年に差し掛かっていること。

フェデラーはその前までナイキと契約しており、彼のイニシャルである「RF」のロゴを使ったオリジナルブランドを展開していた。金額的にも相当高いものだったはず。にも関わらず、ユニクロにスイッチしたのはなぜか。彼のインタビュー記事をご紹介する。

もちろん契約金は高いし、「グローバルブランドアンバサダー」という特別な肩書きを与えられることもあるが、ユニクロが掲げるコンセプトである「Lifewear」に共感したという要素も大きいようだ。彼曰く、「僕はそのうちテニスを引退するが、人生はまだ引退しない」。

たくさんの選手と契約しているナイキよりも、錦織選手など少数に絞るユニクロへ。もちろん彼の名を冠したブランドも今後出てくる予定。錦織選手も復活してきたし、今年末までアディダスと契約している大坂なおみ選手を獲得できたりなんかしたら、ユニクロのグローバルブランド戦略はますます大きなものとなる。

楽天もバルサやウォリアーズのスポンサーになったり、イニエスタを連れてきたりと派手にやってるけど、その裏には国内事業の伸びしろがなくなり、さらなる成長には海外展開に活路を見出すしかないという事情がある。楽天は現時点ではなかなかうまく行ってないけど、ユニクロは堅実に進めていきそうな感じがする。


なお、ユニクロはスポーツシューズを展開していないため、シューズは引き続きナイキを履くとのこと。また、ナイキが保有する「RF」のロゴについては、将来フェデラーのもとに戻るよう交渉しているとのこと。買い戻すのかな?

先日開催された「レーバーカップ」では、フェデラーとジョコビッチの「夢のダブルス」が披露された。以前ユニクロを着ていたジョコビッチがラコステを着ており、フェデラーがユニクロを着ている。正直混乱してしまいました(^^;

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