エスコン&ファイターズの街作りにDeNA参画。

日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールド」のネーミングライツを保有する日本エスコンは、新会社「エスコンスポーツ&エンターテイメント」を設立したと発表しました。


スポーツやエンターテイメントに特化した不動産開発と、スタジアム・アリーナを核とした「まちづくり」を主な事業にするということです。

日本エスコンが51%出資するほか、エスコンフィールドを含む「F VILLAGE」の運営会社であるファイターズ スポーツ&エンターテイメントが34%、そしてDeNAが15%を出資しています。


北広島市に新たに作られた「F VILLAGE」は、スタジアムだけでなくホテルやマンションなども建設し、まさに新しい街を創ろうとしているわけですが、その計画に他球団のオーナーであるDeNAが参画するというのは結構な驚きです。

DeNAと言えば「モバゲー」のイメージがありますが、いまやスポーツ事業が稼ぎ頭となっています。IR資料によると、今年度の第2四半期の時点では、スポーツ事業の利益がもっとも大きくなっています。


横浜DeNAベイスターズの運営で培ったノウハウをBリーグの川崎ブレイブサンダース、そしてJリーグのSC相模原に注ぎ込むことでさらなる成長を狙っています。それとともに、神奈川県以外の地域の発展にも活かしていこうということです。

ベイスターズでは横浜スタジアムの買収に成功しました。また、川崎駅近くに新しいアリーナを建設する計画を進めています。大都市圏でここまでできたのだから、土地が安い地方都市であればもっといろいろなことができるはず。そうなると、まったく新しい街を創ろうとしている北広島市の取り組みからいろいろなものを吸収したくなります。

SC相模原は、大都市と地方都市の中間的なプロジェクトという位置づけになるのでしょうか。現在はJ3にとどまっていますし、ホームスタジアムも正直なところ交通の便がよいとは言えません。その一方で、リニア新幹線の開通も控えておりポテンシャルはあります。


ということで、JR相模原駅の近くに新スタジアムの構想が出ています。この街づくりにもDeNAが大きく関与していくことになりそうです。お隣の町田ゼルビアの動向も気になりますが、虎視眈々と逆転を狙っています。

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