バレーボールの放映権、というかジャパンマネー
現在、日本国内でバレーボール女子の世界選手権が開催中。執筆時点で日本は3次ラウンドへの進出が決まっており、なんとか決勝ラウンドに進んでほしいものです。
世界選手権(女子)はTBSで放送中。バレーボールの国際大会の形式はよくできていて、オリンピック、世界選手権、ワールドカップ、グランドチャンピオンズカップ(グラチャン)のどれかが毎年開かれる。
オリンピックはジャパンコンソーシアム方式なのでNHKと民放各局が分担して放送するけど、ワールドカップはフジテレビ、グラチャンは日本テレビが放送と分かれている。
さらにワールドカップとグラチャンは半永久的に日本で開催。世界選手権も半分くらいは日本で開催。正直なところ日本からのマネーがないとバレーボールが成り立たない。将来それを上回るとしたら、天然資源が豊富なアゼルバイジャンあたりになるのだろうか。
もちろん東洋の魔女に始まり、フジテレビがジャニーズ事務所と組んでワールドカップを盛り上げてきたことも積み重なって、現在でもメジャーなスポーツの地位を維持しているわけで、それを嫌いな人はいるだろうけど悪いこととまでは言えない。
ただ、開催国としてさまざまな特権が与えられていることも事実。試合時間は固定だし、対戦相手の順番を選べたりもする。これらはすべてテレビ局(および広告代理店)の意向。
もっともテレビ放送の都合にあわせてルールが変更される例は多くの競技に存在する。
そして現在問題となっているのが、世界最大のスポーツ大会であるオリンピックと、高額の放映権料を支払っている欧米のテレビ局との力関係であることは言うまでもなく。
もちろん大会の規模は全然違うけど、日本だってそんなに欧米のことを批判できるのか?という気持ちは正直あったりします。
まもなくフィギュアスケートのグランプリシリーズも始まりますが、海外の試合にも関わらず日本語の広告で埋まったリンクを見て、地元の人はどう思うのか。これがマネーというものの現実です。
もちろん選手たちには全力を発揮できる環境を!と思うのだけど、選手にとってはファンサービスも仕事のうちで、プレーとサービスの両方を求めるのもまた当然。
とはいってもバレーボールの日本代表は実業団所属でプロじゃないし…などと考え始めると、話が堂々めぐりになりますね。きりがない。
まぁどの競技でもそうですが、代表戦で選手の名前を覚えたら、今度はリーグに注目しましょう。ということで今季はVリーグもちゃんと観るつもりです。
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