Amazon、ウィンブルドンに色気。
Amazonが全英オープンテニス(ウィンブルドン)の主催者と2年前から交渉を進めているとのこと。
今年はAmazonプライムで「レーバーカップ」を全世界向けに配信したが、ウィンブルドンについてはイギリスの公共放送BBCが2024年までの放映権を獲得しているとのことで、全世界向けとなれば2025年以降となる。一部の国向けであればそれ以前から始まる可能性もある。
Amazonがスポーツのライブ配信に力を入れ始めているのは承知の通りで、ウィンブルドンについてはまず技術協力で関与し、ゆくゆくは放映権も…という感じの模様。
ウィンブルドンの主催者はOTTによるスポーツ配信の市場が1兆ドル規模になると期待しており、その中で大きな競争力をもったコンテンツを提供できると胸を張っている。
でも、本来ならばATPが四大大会を含めた放映権の一括管理をすべきなんですよね。伝統のある主催者は、その伝統がゆえに放映権を渡さない。このことは多くの競技に当てはまる。
一大会の利益追求が、その競技全体の価値を落とすかもしれない。世界中のあらゆる競技がOTTで配信されるようになれば、競技間での競争がより激しくなっていく。
その流れを読めなかった競技は急速に衰退していくことになるのでしょう。残念だけど。
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