【追記あり】リーグ・アン、うっかり10年契約しちゃって後悔。

フランスのリーグ・アンに所属するクラブから、リーグが国外向け放映権を「安売り」してしまったことへの不満が噴出しているらしい。
現在権利を保有するのはカタールのBeIN Sportsで、2014年から10年間・7000万ユーロの契約を結んだ。
しかし、その後他のリーグの放映権料がどんどんつり上がってしまい、長期契約が仇となった形。結局儲かるのはBeINだけ。

ワールドカップで優勝しようが、ネイマールを連れてこようが、あと6年契約が残っている。
JリーグがDAZNと結んだ契約も10年間だったけど、発展途上のリーグにとっては安定した財源の確保がまずは大事。でも、同じ道をとったリーグ・アンは結果的に欧州5大リーグの中で引き離される形になってしまった。

もしJリーグの価値が予想以上に急上昇したら、日本でも同様の不満が上がるかもしれない。
10年2100億円という契約金額は均等配分ではないとのことで、最終年には300億とか400億になってるかと思われるけど、その間にDAZNは投資を回収し、またJリーグも海外への放映権販売とあわせて充分利益を出せるようになるのがまずは前提条件。
そのうえで、中国や中東といった資金力があるアジアのリーグが今後台頭してくるようであれば……まぁ、嬉しい悲鳴でもあるんですけどね。

ところでリーグ・アンの日本での放映権はいまだ決まっていない。DAZNが契約ぎりぎりまで行ったらしく、こちらも「おもらし」情報があったけど、すぐ白紙に戻っている。
おもらしするDAZNもなんだかなぁ…だけど、BeINもちょっと強気なのではないかと。リーグの価値をきちんと見極めたうえで交渉していただきたい。

【追記 11/20 19:30】
DAZNがリーグアンの放映権を獲得とのこと。交渉お疲れさまでした…

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