2025東京世界陸上、スポンサー集めに代理店を使わず。

2025年9月に東京で開催される世界陸上について、運営者である「東京2025世界陸上財団」はスポンサー集めに代理店と契約せず、自ら手がけることを決定しています。

先に放映権の話を書いておくと、ヨーロッパではEBU(欧州放送連合)、それ以外の地域では電通が2029年まで契約しており、こちらが動くことはないものと思われます。

東京五輪の不祥事以降、電通は公共の案件から外されることが続いています。スポーツイベントだと2026年に愛知県で開催されるアジア大会について、同様に電通が外され、地元の広告代理店などが選ばれています。


スポーツ以外だとやはり気がかりなのは2025年の大阪万博であり、予算超過や工事の遅れが報じられています。円安や資材の高騰など仕方ない面もありますが、やはり仕切る力が不足していることは明らかであり、国際的なイベントでは良くも悪くも電通の存在がとても大きいものとなっています。

困ったことに、東京五輪の汚職には電通だけでなく博報堂やADK・大広・東急エージェンシーといった大手広告代理店がこぞって関わっており、これらをみんな外さなくてはなりません。よって自ら販売することにしたのでしょうが、ノウハウを持つ優秀な人材をスカウトしないと厳しいでしょう。


世界陸上の経費は150億円を見込んでおり、うち30億円をスポンサー料でまかなう計画です。繰り返しになりますが、電通頼りの状況を脱却するチャンスでもあります。

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