DAZN、フィギュアの放映権を狙っていた説(妄想)

一昨日の日本シリーズ第1戦と、フィギュアスケートのグランプリシリーズ・カナダ大会の放映権がともにテレビ朝日にあったことから、放送時間がかぶってしまいフィギュアの開始時間が2時間以上遅れる事態になってしまった。

日本シリーズの放映権については別途記事に書いたのでそちらをご参照いただきたいのだけど、テレ朝が第1戦に決まってしまったことは編成にとっても悩ましい事態だったと推測する。
正直なところ、誰がどの局に第何戦の放映権を配分したのかがわからない。例えばワールドカップだと、電通の仕切りでくじ引きによるドラフト会議を行ったのだけど、似たような仕組みになっていたとしたら頭を抱えるしかない。

どちらの競技のほうが価値があるか、といった話は不毛な争いしか生まないので避けるけど、いちおう月曜の午前中には視聴率が出てくると思うので、テレ朝の判断が正解だったのかはこちらで判断しましょう。

ということで、フィギュア絡みでまったく無関係な話をひとつ。昨年8月にDAZNのラシュトンCEOが「数週間以内に大きな発表をする予定」という発言をしていた。
しかし、この「大きな発表」はなかった。9月に唯一発表があったのはUFCが日本で開催されることだったが、もともと放映権を持っているものなので大きな発表とは到底言えない。
時期的には秋冬がシーズンの競技だと推定されるが、UEFA CLについては発表済み。NBAはこの時点では放映権を持っていることになっていた。(その後10月に楽天が獲得したと発表)
平昌五輪は権利がガチガチでまず無理。NHLはアメリカ4大スポーツの中では日本での認知度が低い。こうやって消去法で考えていくと、フィギュアスケートが候補として浮上する。
テレビの放映権はがっちり固まっているが、ネットについては隙があるかもしれない。ISU(国際スケート連盟)の放映権はIMGが代理店で、DAZNとIMGの関係は悪くない。

Jリーグのシーズンオフに契約者をつなぎとめるにはどうすべきか。海外サッカーは充実しているが、Jリーグのファンが海外サッカーも観るとは限らない。
さらにスポナビライブの撤退によって棚ぼた式にプロ野球の権利も手に入れてしまったので、こちらのシーズンオフ対策も必要になってくる。

Vリーグやトップリーグ、またこちらもスポナビライブから譲り受けたBリーグ。国内の競技は充実しているが、もうひとつインパクトのある競技があれば…というのが正直なところ。
ファンをつなぎとめられないのであれば、別のファンを獲得するのもひとつの戦略。おそらくDAZNのデータアナリストが懸命に解析を行っていると思われる。

あれから1年以上たったけど、冬に向けて大きなインパクトのある発表があることをいまだに期待してやみません。

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