ONE、武尊選手との契約優先を主張。

ONE ChampionshipをU-NEXTが配信することが発表されたことで、ABEMAとPPV専属の契約を結んでいる武尊選手の今後が注目されています。

ONEのチャトリ・シットヨートンCEOは、インド資本のスポーツメディア「Sports Keeda」のインタビューに応じ、ONEと武尊選手の契約がABEMAに優先すると発言しています。こちら、リンクが正常に貼れなかったので以下のURLをご参照ください。


Takeru is 'legally and contractually' tied to ONE Championship despite Abema sponsorship, Chatri says, after U-NEXT deal in Japan

https://www.sportskeeda.com/mma/news-takeru-legally-contractually-tied-one-championship-despite-abema-sponsorship-chatri-says-u-next-deal-japan


該当の発言は以下の通りです。

"He's not exclusive to Abema. He was an Abema sponsor fighter, but his ONE contract is senior to his Abema sponsorship."


また、この記事ではU-NEXTがONEのナンバーシリーズも含んだすべての放映権を獲得したという記述がありますが、先日のU-NEXTからのプレスリリースではナンバーシリーズの扱いについて明記されておらず、この点食い違いがみられるところです。

前回も書いた通り、U-NEXTの宇野会長(USEN-NEXT社長)とABEMAの藤田社長は師弟関係であることは有名であり、日本のIT業界においても重要な要素です。


もちろん動画配信おいては競合ですから時にはバチバチにやり合うこともあるでしょうが、両社が決定的に対立するのは考えたくもないと言ったところです。その点、U-NEXT側は何かしらの配慮を見せているようにも思われますが、海外メディアは関係ないので容赦がありません。

話は変わり、U-NEXTがベラトールの放映権を持っていることから、そのベラトールを買収したPFLの今後が気になるという話を先の記事でも書きました。これについて若干補足します。


昨シーズンまでPFLはDAZNで配信されていましたが、2022年2月にPFLは日本とスペインのDAZNで独占配信すると発表されています。

2022年10月には、PFLとDAZNのパートナーシップが拡大され、2023年からヨーロッパを中心とした53の市場で独占配信されること、また合弁事業として「PFLヨーロッパ」を創設することが発表されています。

契約期間は「複数年」と発表されているので、この契約に基づけば今年も引き続き配信されることになるのですが、問題はこの新しい契約に日本が含まれているかどうかです。スペインについては記載があり、日本も含まれているのかな・・・と思ったのですが、実際のところよく分からないというのが正直なところです。


よって、2022年に結ばれた契約が満了しており、かつ2023年以降の契約に日本が含まれていなければ、今年の契約はフリーということになり、U-NEXTで配信される芽が出てきます。あとは、DAZNとの契約が続いていたとしても、ラ・リーガのように2社で配信するという可能性もあるかと思います。

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