WECの放映権契約が2.5年延長。

自動車のWEC(世界耐久選手権)の今シーズンは、先週開催された上海6時間レースをもって閉幕した。

…と思いきや、実はまだ閉幕しておらず。というのも、6月に開催されるル・マン24時間レースを最終戦にもってくるために、今シーズンは異例の1年半となっているから。

かつてJリーグでもヨーロッパに合わせて秋春制にしようなんて話があったけど、こちらは本当に秋春制にしてしまう。
この場合、半年間をどうやって埋めるの?という疑問が当然出てくるのだけど、シーズンを延ばすという形で対処してきた。

ル・マンの主催者であるACOと、WECを統括するFIAはかつて仲が悪かった。というか、伝統ある大会の主催者と統括団体はたいてい仲が悪いもの。
かつての状況を知っている者としては、ル・マンを最終戦にして盛り上げようという提案が採用されたこと自体に隔世の感を覚える。

そして、当ブログ的にはこの半年間の放映権をどう処理するの?という話題になる。
結論としては、現在放映権を持つInfront Sports社が新たに2020-21シーズンまで契約を延長する形で決着。つまり2021年6月のル・マン24時間まで、実質2年半の延長となった。

モータースポーツのシーズンが春秋というのは単なる伝統であり、世界選手権であれば温暖な地域で開催すれば秋春でも問題ないはず。もっともWECについては次のレースは3月までないのだけど。

なお、今年で5年目になるフォーミュラEは比較的新しいシリーズであるため秋の開幕となっている。ちなみに今年は12/15にサウジアラビアで開幕する。
フォーミュラEの放映権の話も書いておくと、日本向けの放映権は昨シーズンまでMP & Silva社が保有しておりました。
しかし、ご存知の通りMP社は経営破綻。なので、今シーズンはおそらくどこかに移っているのではないかと。こちらについても改めて調べてみないとですね。
とりあえず、JSPORTSでの中継は継続されることがサッシャ氏のツイートで判明しております。
そういや今年からフォーミュラEに日産が参入するのですが、気がかりなのが例のゴーン氏逮捕。何かしらの影響は出るのでしょうか。
昨シーズンまで参加していたルノーを引き継ぐ形での参戦ということもあり、ルノーと日産の駆け引きという問題も絡むわけで、タイミングとしてはなんとも最悪であります。

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