DAZN、ラグビー強化中。Jスポとの仁義なき争い再び?

DAZNでのラグビー配信が増えている。今度は7人制ラグビーの「ワールドラグビーセブンズシリーズ」の独占配信権を獲得した。


ちなみに以下のソース元の「スポーティングニュース・ジャパン」はDAZNと同じパフォーム・グループが運営するニュースサイト。サッカーの「Goal.com」など、もともとはメディア事業を手がける会社だったので、今回はこちらのほうをピックアップしてみました。

来年のワールドカップに向けて、ラグビーをどんどん盛り上げていただきたい。日本には念願の決勝トーナメント進出をめざしてほしいが、世界のトップクラスの迫力はきっと見る者すべてを魅了するはず。

ただ、サイクルロードレースファンとしては、JSPORTSが注力してきたラグビーの権利を徐々にDAZNが侵食していく姿に既視感を覚える。おそらくラグビーファンの中にも面食らっている方は多いだろう。


正直、最初はつらかった。新参者のDAZNの中継クオリティは明らかに低かった。また、JSPORTSの実況・解説陣が起用できず、コメンタリーのレベルもなかなか向上しなかった。その後だんだん改善されていき、いまではかなり追いついてきたと評価してよいと思うけど、ラグビーファンの皆さんには同じ気持ちを味わってほしくない。

でも、その点についてはDAZN側もノウハウも積み上げているし、自転車と違って谷口さんや彼の事務所(スポーツゾーン)に所属する松本さん、そして木下さんが実況してくれるのは心強い。木下さんは自転車の実況でもエースになったけど、もともとはラガーマンだったそうで当然こちらにも適性がある。なのでそこまで心配はしていない。

まぁ、そもそもなんで自転車はかけもちを許さないのか。その閉鎖性を問うべきだと思うのですが、話がそれるのでおいといて。


ファンにとっては金銭的負担が増えてしまうけど、そのぶん見られるコンテンツが増え、クオリティにおいても健全な競争が行われるのであれば、それは決して悪いことではない。実際、自転車では日本国内で見られるレース数が格段に増えた。まさか全部見切れなくてハイライトで消化する日々が来るなど思ってもみなかった。

もちろん来年に向けての盛り上げには無料放送の協力も欠かせない。ワールドカップの放映権をもつNHKと日本テレビにはその責任を十分に果たしてほしい。


さて、日本にとっては気になるニュースが。ワールドカップで同じ組に入っているアイルランドがオールブラックス(ニュージーランド)を倒した。日本のレベルは確実に上がっているけど、もちろん相手も上がっている。

ラグビーにおけるテストマッチの重みは大きい。先日、日本vs.ニュージーランド戦とサッカーのACLの放送時間が重なる問題が起きたが、サッカーファンの一部に「たかが親善試合」という意識がみられたのは残念だったので、この場であえて苦言を呈しておきます。

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