世界のGAFA!Amazonがあえてローカル局を狙う。

Amazonがアメリカの「FOX Sports Network」(以下FSN)の買収先に名乗りをあげた。

FSNは全米を対象とするFOX Sportsとは別に、各地方をカバーしているローカル局のネットワークであり、全22社で構成される。その中には、ニューヨーク・ヤンキースが出資する「YES Network」が含まれていることも注目される。そういえば日本のMLB中継でもよく「YES」の3文字を見ますね。


FSNが売却される背景としては、ディズニーがFOXグループの映画・テレビ制作部門を買収したこと。あくまでもコンテンツ部門の買収であり、アメリカ4大ネットワークのひとつとしてのFOXはそのまま維持される。ディズニーも同じく4大ネットワークのひとつであるABCを保有しているけど、そこと直接バッティングするわけではない。

ここで問題になったのは、同じくディズニーが保有しているESPNとのバッティング。アメリカ司法省さんは買収を認める条件として、FSNの売却を求めていた。そして、先日1回目の入札が行われ、競合する他のローカルネットワークや投資ファンドのほかに、Amazonの名前が含まれていることが判明した次第。


グローバル企業であるAmazonなだけに、基本的には全世界での配信を考えているのかと思いきやさにあらず。今年はイギリス国内向けのプレミアリーグの放映権を一部購入することに成功するなど、国ごとに特化した柔軟な政策をとっている模様。

MLBについては全米向けの放映権はMLBが一括管理しているが、ローカル局向けの放映権は各球団が販売できるため、前述のYESのような放送局もできる。どの局がどのチームの放映権をもっているかについては、以下の英語版Wikipediaが参考になるかと。

グローバルという上流からだけでなく、ローカルという下流からも攻勢をかけてきたAmazon。どうやら本気でスポーツに力を入れていくらしい。今後の動きからますます目が離せなくなった。

なお、元記事によると年内に2回目の入札が行われ、デューデリジェンスの後に売却先が決定するとのこと。また、入札金額は明かされていない。目玉が飛び出るような金額が出てきそうで、いまからどきどき。

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