ESPN対DAZNのゴングが鳴る。GGGを獲得するのはどっち?
ボクシングのミドル級の大物選手、「GGG」ことゲンナジー・ゴロフキン。村田選手も対戦を希望していた、誰もが認める超大物。
彼はCATV局のHBOと契約しているが、HBOのボクシング撤退が決定したことで今年限りで契約が切れる。その後釜として名乗りをあげたのが、大手スポーツ専門局のESPNと、アメリカでは格闘技に注力しているDAZNである。
彼の最大のライバルである「カネロ」ことアルバレス選手は来年からDAZNと契約する。今年行われた二人の対戦(2度目)ではカネロが僅差で勝利したが、3度目の再戦が期待されるところ。スムーズに再戦を実現させるならDAZNが望ましいが、避けたいのであればESPNを選んだほうがよい。
リング外で札束での殴り合いが行われている状態だが、単純に金額が高ければいいというものでもない。カネロは28歳であるのに対し、ゴロフキンは36歳という年齢も問題となる。
ところで、ESPNは1年間で約200万件の契約者を失ったとのこと。8,800万件が8,600万件になったとのことで割合としては低いけど、いわゆる「コードカッター」と呼ばれる人たちがどんどん増えている。ESPNもOTTサービス「ESPN+」を始めてはいるけど、OTTの市場では価格競争が激しく、ESPNの経営基盤も今後揺らいでいくかもしれない。
とはいえ、ESPNは天下のディズニー傘下なので、そう簡単に傾くことはなさそう。百戦錬磨のESPNに、新進気鋭のDAZNが挑む。どちらが相手をKOするのか、こちらのバトルも楽しみだ。
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