米Bally Sportsの破綻処理が難航。最短7月末に。
EUROやコパ・アメリカの最新情報にかまけてキャッチアップできていなかったのですが、Bally Sportsの破産手続きがここに来て難航しています。順調であれば、6月18日にも再建案が承認され、手続きが完了する予定でしたが、現在は早くても7月29日になる見通しです。
この背景となっているのが、4月末に大手CATVのComcastとの契約が終了となり、いまだに再契約ができていないことです。これにより再建計画は不透明となりました。
放映権の供給元であるMLB・NBA・NHLは、Bally Sportsの運営会社であるDSG(Diamond Sports Group)に対し、他のCATV会社や、救済資金を提供する予定であるAmazonとの契約内容がどうなっているのか、開示を求めているとのこと。
もちろん守秘義務があるため裁判所への手続きを行ったうえで進めていくことになりますが、これらの団体が再建案を承認しなければ、ようやくここまで積み上げてきたものがご破算になりかねません。NBA・NHLが開幕する秋までに決着させる必要があります。
Bally Sportsの名前は、スポーツベッティング企業のBally's Corporationが購入したネーミングライツによるものですが、同業のFanDuelが取って代わるのではないかとも報じられています。FanDuelはDSG社の株式取得にも関心を持っているとのことで、従来よりも多くの資金をもたらしてくれるのであれば、再建計画にとっては前向きな材料となります。
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