【速報】リーグ・アン、自前チャンネルにシフトか。WBDと提携も。

本日7月5日、リーグ・アンを運営するLFPは理事会を開催し、来シーズンからの放映権について検討しましたが、まだ正式な結論は出ていません。現時点で分かっていることを取り急ぎお伝えします。


DAZNは新たなオファーを提示し、毎節9試合のうち3試合の放映権を年間3.75億ユーロで購入したいとしています。以前に報じられていた4億ユーロから金額は下がっていますが、試合数を絞る妥協案と言えます。9試合のうち1,2,4番目の試合を選択できる優先権が付与されます。


【追記 7/6】別のメディアでは9試合中8試合となっていました。


LFPは残り6試合の権利を別の放送局に販売することで、年間4.5~5億ユーロを確保したい意向で、beIN Sportsの名前が取りざたされていますが、beIN側が手をあげる気配がなく、いまのところ進捗はありません。

理事会前日の7月4日、LFPはWBD(ワーナーブラザーズ・ディスカバリー)と提携を結んでいたことが明らかとなりました。自らチャンネルを開設することを選んだ場合、WBDのストリーミングサービスである「Max」で配信されることになります。Maxは6月11日にフランスでサービスを開始したばかりで、実現すれば目玉コンテンツとなります。


新しいチャンネルは「100%リーグ・アンチャンネル」という名称になり、月額料金は27.99ユーロという具体的な数字も出てきています。Maxの基本料金に加えてオプションで支払うことになるため、結構な負担となりそうです。

この案を実行する場合、とくに中小のクラブから不安が出てきています。放映権の販売であればまとまった金額が入るため、確実に分配金が得られるのですが、自前のチャンネルとなれば実際に契約者から料金を受け取ってからの配分となるため、スピードは遅くなり、また金額も確約されません。


また、beIN Sports、そしてPSGの会長であるナセル・アル=ケライフィ氏も、この案に不満を示していると伝えられています。


本日夜にはEUROの準々決勝・フランスvs.ポルトガル戦が行われるため、現在は休戦状態です。翌日土曜日に、改めてLFPの理事会が開かれる予定となっています。また続報が入りましたらお伝えします。

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