NBAの次期放映権大詰め。WBDは最後のお願い?
アメリカのスポーツ専門メディア「The Athletic」が最初に報じたところによると、NBAの次期放映権(2025-26シーズン以降)の交渉がいよいよ大詰めで、来週開かれるNBAの理事会で承認される予定とのこと。
内容は以前から報じられている通りで、ESPN・NBC・Amazonの3社が権利を獲得。11年契約で総額760億ドルです。
これが確定すると、現在の権利者であるWBD(TNT Sports)はいよいよ権利を失うわけですが、まだWBDには最後のチャンスが残されているとのこと。「マッチング権」と呼ばれるもので、WBDは他3社がオファーしている内容を閲覧することができ、そのうえでいずれか1社に対抗するオファーを出すことができます。3社のうち、もっとも金額が安いAmazonが標的になると言われています(年18億ドル)
このオファーをNBA側が検討し、断った場合は法廷闘争に発展する可能性もあり、そう単純な話ではありません。妥協案としてWBDを「4社目」とする可能性も指摘されていますが、そうすると他3社の合意を得る必要があります。
さて、気になるのは日本での放映権がどうなるかですが、アメリカのメディアですから正直海外のことはほとんど報じていません。ESPNとAmazonが獲得するパッケージの中には国際放映権(international rights)というのが含まれているようですが、その内容はまだ定かではありません。
ただ、海外においても2025-26シーズンから新たな契約になりそうな感じではあります。ただし、日本で楽天が獲得している権利は単なる放映権にとどまらず「NBA League Pass」の独占販売権も含まれていますので、こちらもセットでみていく必要があります。
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