【速報】NBAの新契約が成立か。3社目はNBC有力。

米メディアのSports Business Journalが報じたところによると、NBAの次期放映権(2025-26シーズン以降)の契約が今週中にも成立する見込みとのこと。既報の通り、ディズニーとAmazonはほぼ確定で、3社目をNBCとWBDが争っていましたが、NBCと契約を結ぶということです。


手続き上、NBCと同額のオファーをWBDにも提示することになっているそうですが、地上波を持つNBCのほうが同額でも条件面で有利であり、WBD側はさらなる金額を上積みしないと逆転の目はないとされています。また、WBDが法的措置に出る可能性もあるとのことで、決着にはもう少し時間がかかるかもしれません。

従来はディズニーとWBDの2社でしたが、次期からは「パッケージC」が新設され、Amazonが獲得します。現在の契約は2社合わせて9年間で総額240億ドル(年間約27億ドル)ですが、次期契約は年間70億ドルを超える見込みです。年数についての記載はありませんが、10年程度とされています。


  • パッケージA
    • 現在はディズニー→次期も継続
    • 年間26~28億ドル (現在は約15億ドル)
    • ファイナル、カンファレンスファイナル、プライムタイムの試合、WNBA、国際放映権
  • パッケージB
    • 現在はWBD→次期はNBC?
    • 年間25~26億ドル (現在は約12億ドル)
    • プライムタイムの試合(週2試合)、カンファレンスファイナル(隔年)、カンファレンスセミファイナル
  • パッケージC
    • 新設、Amazonが獲得見込み
    • 年間18~20億ドル
    • カンファレンスファイナル(隔年)、インシーズントーナメント、プレイイントーナメント、WNBA(一部)、国際放映権

「国際放映権」(international rights)という記述がありますが、実際のところどんな内容なのかは現時点でよく分かっていません。対象となる国も試合数も不明なので、これが確定しないとこの先の動向を論じることはできません。


また、日本で楽天が結んでいる契約は単なる国際放映権にとどまらず、全試合を配信する「NBA League Pass」が含まれています。そして今回の契約はNBA League Passが対象となっていませんので、こちらの動向も引き続き追いかける必要があります。

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