ハンドボールの放映権に新規参入業者が。

リーグ・アンが開幕したばかりですが、PSG(パリ・サンジェルマン)が来日します。といっても、サッカーではなくハンドボールの話です。この話は昨年もしましたっけ。


8月20日(火)にジークスター東京、8月22日(木)に男子日本代表(彗星ジャパン)と対戦します。スポーツブルとABEMAで無料ライブ配信があります。

先日発表された日本代表メンバーでは、パリ五輪に出場した選手が1名のみとなっており、物議を醸しているようです。新監督を迎え、新たな戦力を試したいという気持ちは分かる一方で、いわゆる「凱旋試合」を期待していたファンにとっては残念なセレクションとも言えます。


36年ぶりの出場となったパリ五輪は、1次リーグで5戦全敗という成績に終わりました。そのうち2試合は1点差で、惜しかったとも言えますが、それこそが今後破らなければならない世界の壁です。他の球技も続々と出場権を獲得したため、テレビでの中継は限定されました。露出の増加もまた大きな課題です。


さて、日本でハンドボールの試合の映像制作を精力的に手がけているのは「動画時代!」というサービス会社です(法人名は東京トレード株式会社)。ローコストでの制作を売りとしており、カメラ1~2台の簡易的な中継であれば10万円台から相談に応じるとのことです。

この「動画時代!」が、パリ五輪の直前に開催された強化試合のライブ配信を行っていました。ドイツで開催された試合ということで、地元テレビ局を通じて放映権を購入し、日本のスタジオでコメンタリーをつける、いわゆる「オフチューブ」による映像制作が行われました。すなわち、結果的に「動画時代!」さんはスポーツの放映権ビジネスに新規参入する形となったのです。


初戦のハンガリー戦は現地映像のクオリティが低かったとのこと。2戦目はドイツ戦ということで地元の中継も入り、クオリティは高かったそうですが、テレビ局からはジオブロックをかけることが条件と追加され、その実装に苦労したとのこと。このあたりの苦労話はFacebookのページに書かれていましたので、下記のURLからご参照ください。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid09doyqKDvYpLWezwDS8PudZhMdwhJpGeFj4iJzBmGXfbJgATwHnKdfguXvrSugXASl&id=61557478375519

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid03rkhPXhNJqafPuNjaYFEGj2QeN839Q6ZS8p5sT9hR6KuJLXzRYNu2WoXbX8o41oJl&id=61557478375519

ハンドボールに関しては、新リーグへの移行についていろいろと問題が発生しましたが、今年9月には新たに「リーグH」として生まれ変わります。かつてのドラスティックな構想は撤回されましたが、参加クラブには3年以内に独立した法人の設立を求めるなど、ゆるやかなプロ化を目指しています。


旧JHLの映像制作にも「動画時代!」は携わっており、おそらくリーグHにも関わることでしょう。そして、今後は海外からの放映権獲得にも興味を持っているとのことです。

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