【東洋経済】U-NEXT、プレミア独占の成算は。
今回は「東洋経済ONLINE」に掲載された以下の記事の紹介です。これまでの経緯や、U-NEXTがスポーツを強化する背景などがわかりやすくまとめられた良記事です。
ただし、今回のプレミアリーグ独占配信にかかった放映権料については述べられていません。またどこかのスポーツ紙記者を名乗る人が適当な数字を書いていたとも聞いてますが、きちんとした記事として公開されない以上は噂レベルと同じですので、取り上げる気はありません。
当ブログでも、実際の放映権料は分からない状態ですが似たような趣旨の記事を以前書きましたので、こちらもあわせてご参照いただければと思います。
昨シーズンまでの権利者であるSPOTV NOWは、推定で年2,670万ドル(3年間で8,000万ドル)だったとも報じられています。もしこの金額で黒字だったら、契約を1年残して撤退する必要はありませんので、おそらく赤字だったものと推測されます。
金額が下がりそうな材料と、上がりそうな材料があります。前者は「入札における強力なライバルが不在」であること。後者は「6年契約」です。
放映権は入札によって決まりますので、競争相手が多ければ金額はつり上がります。しかし、SPOTV NOWが大幅アップの提示をするとは考えられず、また東洋経済の記事にも書かれちゃってますけど、DAZNには「ほかのコンテンツを拡充する余力もない」状況です。なので、前回より少しアップか、あるいはダウンでも落札できた可能性があります。
今回、U-NEXTは3年契約と6年契約が選べた中で、6年を選択しています(SPOTVが放棄した1年を加えて計7年)。3年よりも6年のほうが、1年あたりの金額は安くなるというイメージを持たれるかもしれませんが、実際はそうではありません。放映権料は右肩上がりが想定され、かつ物価も上昇していくので、むしろ高い値段が設定されることが多いのです。まぁ、これ以上は情報がないので新たな報道を待つしかないのですが。
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さて、テレビ東京「カンブリア宮殿」の次回放送でU-NEXTが特集されるそうです。8月29日(木)夜11時からの放送です。宇野社長が登場し、祖業である有線放送の話や、そこから派生した店舗向け営業支援、さらには配膳ロボットの話なども出てくるようです。U-NEXTの強みは有線放送で培った店舗向けの営業力であり、スポーツも個人向けだけでなく、店舗で流されるコンテンツとして活用されていくと考えられます。
U-NEXTは昨年、TBSとテレビ東京が運営していた「Paravi」を吸収しています。よって、この「カンブリア宮殿」の見逃し配信もU-NEXTで行われます。さすが商売上手。
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