ベルギーリーグ、次期放映権の入札開始。

今シーズンの欧州サッカーはセリエAとリーグ・アン、そして欧州CL/ELが新しい放映権のサイクルに。プレミアリーグは来シーズンからですが、日本では1年前倒しでSPOTVからU-NEXTに移動するという怒涛の展開となりました。


今回はベルギーリーグ(ジュピラー・プロリーグ)のお話。次の放映権サイクルは2025-26シーズンから5年間であり、現在ベルギー国内での入札が始まっています。締め切りは10月16日で、早ければ10月18日に落札者が決まるとのこと。

現在のサイクル(2020-21シーズンから5年間)の権利を持っているのはDAZNです。もとはEleven Sportsが落札しましたが、その後DAZNがElevenを買収しています。ベルギー国内だけでなく国外向けの権利も獲得しており、金額は年間で1.03億ユーロとのこと。

Eleven Sportsは代理店のMediaproと契約し、国外向けの放映権の販売や国際映像の制作などを共同で取り組んできました。なので、日本のDAZNで配信されているベルギーリーグについても、基本的にMediaproを通じて購入したもので、実質DAZNになったから使い放題というわけでもありません。日本人選手がかなり増えたので、できれば全試合配信してほしいところですが、それはなんとも。

ここからが複雑な話になるのですが、ベルギーリーグは昨年(2023年)、IMGとパートナー契約を結び、今回の入札、そして国外向けの放映権販売を手がけることになっています。なので、Mediaproにとっては事実上お払い箱にされた格好となっています。


現在行われている入札はベルギー国内のみが対象となっており、また複数のパッケージに分割されています。DAZNが落札するかは別としても、1社独占が崩れるかどうかも大きなポイントとなります。


正直予想は難しいです。そもそもベルギー市場のプレイヤーがよく分かってませんので・・・。旧Eleven Sportsはニッチ市場に特化した戦略をとっており、ベルギーが選ばれたのもそれが理由。まず、DAZNが引き続きベルギー市場を重視する考えを持っているかにかかってきます。

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