反省のコムキャスト、skyに助け船?イスラエル資本の噂も。

チームスカイの今年限りでのスポンサー撤退は自転車界全体に大きな波紋を呼んでいるが、その片棒をかつぐ形になったのがskyを買収した米コムキャスト。
あちこちからあがる悲鳴に堪えかねたのか、態度を柔軟化しているとの噂。2年後の2021年までは当初予算の70%を支出する用意があるとのこと。チーム解散の危機に光明がさしてきた。あくまでも噂ですが。

とは言え、この噂が本当だとしても、チームの規模を維持するならば残り30%の予算を別のスポンサーから引っ張ってくる必要がある。そこで名前が出てきたのが、なんとイスラエル・サイクリングアカデミーとの合併という仰天話。

確かに昨年のジロ・デ・イタリアの誘致に成功した時点でイスラエルとしてはひとつの成果を出している。今後は地元選手の育成に重点を置くのか、それともチーム規模の拡大を目指すのか。

そこにタイミングよく最高の売り物が飛び込んできたわけで、食いつくのには充分な理由がある。もっともスカイ側が受け入れるかどうかはまったく別の話だけど。


とにかく、最近のロードレースは政府系のスポンサーや、宝くじなどの公共性を持つスポンサーが目立っており、もはやパトロンによる伝統文化の保存的な匂いが漂っている。

もちろんそれはそれでいいという考え方もあるのだけど、伝統を守ることとビジネスとして成立させることは得てして対立する。ハンマーシリーズなどの動きも出ているが、今年はよりさまざまな試みが行われる一年となりそうだ。

ということでもうひとつ紹介するのが、イギリスで「エタップ UK by ツール・ド・フランス」なるイベントが開催されるという話題。ツール・ド・フランスの主催者であるASOがイギリスのイベント会社と提携した。

ツール・ド・フランスでは登場するステージのひとつを市民が走ることができる「エタップ・デュ・ツール」というイベントを並行して開催しており、そのイギリス版となる。おそらく、今後も「ツール」のブランド力と「エタップ」の開催ノウハウを組み合わせたフォーマットをさまざまな国に販売していくことだろう。


観客からお金を取りにくい自転車レースではあるが、参加者からはお金が取れる。ASOはパリ・マラソンの運営もしているので、エリートレースと市民レースの併催にも充分な実績がある。新たな収益源に育ってくれるとよいのだが。

なお「さいたまクリテリウム」についてですが…あのコースを市民が走っても別に面白くないので、これまで通りの楽しい花試合となるのでしょう。

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