スペインDAZN、インディカーの放映権獲得。冠スポンサーはやはりNTT?
まもなくローンチ予定のスペインDAZNがモータースポーツのコンテンツを拡充。すでに発表済みのMotoGPに加え、インディカー・WRC・スーパーバイクの放映権を獲得したとのこと。
アロンソがF1を去り、今年は改めてインディ500に挑戦。インディカーシリーズへのフル参戦は決まってないものの、インディ500の一戦だけでも放映権を獲りに行く価値はある。タイミング的にとてもいい買い物になったと思う。
日本ではJリーグ、アメリカでは格闘技、スペインではモータースポーツ。その国で人気のある競技をすき間を狙って獲得してくる戦略は、今後他の国に進出する際にも当然応用されるだろう。
なお、この件は日本の放映権とは別なので、日本のDAZNがインディカーを配信する可能性、およびGAORAが放映権を失う可能性とは直接リンクしない。GAORAのWebサイトがまだ頻繁に更新されていることを鑑みると、いまのところ可能性は低いと予想。
ただし、GAORAは自前のOTTサービスを持っていないので、インターネット配信権までは持っていない可能性がある。その場合、GAORAとDAZNが並存することもあり得る。
これはF1におけるフジテレビとDAZNの関係と同じ。フジテレビはインターネット配信権を持っていないため、自前のOTTサービスである「フジテレビsmart」でF1を見られるのは、CSチャンネルのフジテレビNEXTも契約している視聴者に限定されている。
GAORAはスカパー!オンデマンドを通じてネット視聴が可能なので、もしDAZNが配信権を獲得したとしても、スカパーでGAORAを契約することによってネット経由で視聴する道は残される。まぁ、あの居酒屋コメンタリー陣の皆さんの中継は続いてほしいですよね。
さて、先日の記者会見では発表されなかった、インディカーの今年からのタイトルスポンサーについては、2月に開催される合同テストの場で発表される予定とのこと。候補としてあがっている名前はやはりNTT。
すでにNTTデータがチームスポンサーとして参加しているけど、今度もNTTデータの名前を使うのか。それともグループであるディメンションデータなのか。いずれにせよ、単なるスポンサーシップにとどまらず、レース中にさまざまなデータを取得し、わかりやすい形で視聴者に見せる技術面での協力も期待したい。
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