DAZN年間視聴パス、3万円に。

Jリーグの各クラブより、2025年の「DAZN年間視聴パス」の案内が出ています。昨年は27,000円でしたが、今年は30,000円に設定されました。早いところでは10月1日から販売開始となります。


Jリーグのみならず、シーズンが一致するF1のファンなどからも関心を集めているようです。普通に契約すると年間払いで32,000円ですから、値上げはしましたけどそれよりも若干お得な設定となっています。

昨年は27,000円で据え置き。にも関わらず、今年1月になって月額料金などが値上げされています。一昨年は発売開始が遅れに遅れ、年をまたぐことになりました。こうなると、値上げをめぐって調整が行われているのかな・・・という推測は当然ながら働きますし、事実そうなったわけです。


今回の値上げは、昨年据え置きだった分が吸収されたものと考えられ、さほど違和感はありません。これをもって、来年初めに月額料金の値上げがあるかと言われると、それはさすがに分からないのですが。


幸いにして円安がだいぶ落ち着いています。Jリーグについては放映権料も円建てですから、円安の影響はさほど受けないものと考えられますが、海外コンテンツについてはこれまで大きな影響を受けてきたわけです。そこはちょっと考えて頂きたいなぁ・・・というのが正直なところです。

今シーズンからフランス国内の放映権を獲得したリーグ・アンは、月39.99ユーロ(年間契約で29.99ユーロ)に設定され、多くのユーザーが反発があったと報じられています。スペインについても最近価格改定がありました。現在、DAZNは欧州5大リーグのうち、プレミアリーグを除く4か国で国内の放映権を持っています。放映権料はいずれもJリーグを上回っています。


現在1ユーロ=約160円ですので、現在の日本の価格設定である月4,200円は、29.99ユーロ=約4,800円に接近しています。まだ値上げする余地があると考えるのか、さすがにマズいと考えるのか。日本市場の見通しをどう考えているのか。戦略が問われます。

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