リヤド・シーズン、英BOXXERと提携。

イギリスのボクシングプロモーターであるBOXXERは、サウジアラビアでスポーツなどの興行を開催している「リヤド・シーズン」との提携を発表。イギリスとアイルランドでBOXXERが開催する興行のメインスポンサーとなります。

すでにイギリスの大手プロモーターであるマッチルームとクイーンズベリーはリヤド・シーズンの一部として興行を実施。両者による対抗戦も実現させました。試合はマッチルーム、そしてリヤド・シーズンとグローバルで配信契約を結んでいるDAZNによってPPV配信されています。


今回の動きによってイギリスのボクシング界はもはやサウジ傘下に入ったのではないか、と思わせるほどです。ただし、BOXXERはSky Sportsと放映権契約を結んでいるため、少なくともイギリス国内ではDAZNで配信されることはないと思われます。

リヤド・シーズンのボクシング興行には、トップランクやPBC、ゴールデンボーイがマネジメントする選手も出場しています。将来的にはプロモーターの壁を超え、ファンが望む夢のカードを実現させる存在にもなり得るわけですが、結局はマネーの力というわけで、それがどこまで健全だと言えるのかはなかなか難しいところです。

リヤド・シーズンの仕掛け人は、サウジアラビアで総合エンターテインメントを担当する大臣であるトゥルキ・アルシェイク氏(Turki Alalshikh)です。最近当ブログで書いた話題として、DAZNがスペイン2部・UDアルメリアのスポンサーになったというニュースがありましたが、実はUDアルメリアのオーナーもアルシェイク氏です。


この時はちょっと分かりにくいかなと思って名前は出さなかったのですが、間髪入れずに別のニュースがつながってきました。サウジとDAZNとの関係が今後どうなるかもまた気になるところです。

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