MLS、秋春制に移行か。
アメリカのMLSが、秋春制への移行を検討していると報じられています。早ければワールドカップ終了後の2026-27シーズンから移行するとのことで、そうなるとJリーグと同じタイミングになります。
さらに、現在は東西のカンファレンスに分かれて対戦している形式を再編し、ディビジョン制を取り入れることも検討しているとのこと。すなわち、2部リーグが作られて昇降格が発生することになります。これはさすがにもっと先の話になるとは思いますが・・・
シーズン移行の背景としては、MLSの地位が国際的に上がっていくにつれて、ヨーロッパとの移籍も活発になり、カレンダーを合わせていく必要が高まったとされています。また、MLSはレギュラーシーズンのあとにプレーオフを行う形式であり、現在プレーオフは10~11月に開催されていますが、この時期はNFLのレギュラーシーズンやMLBのワールドシリーズとも重なるため、避けたいという思惑もあるようです。
日本と同様に寒冷地をホームとするクラブがありますので、その対策が必要になってきます。また、2023年から10年契約を結んでいるAppleとの調整も必要です。
昇降格を実施すると、シーズン終盤まで緊張感が保てるというメリットがある一方で、降格したクラブは経営規模を縮小せざるを得なくなります。そして、戦力均衡策として実施されているドラフトやサラリーキャップはどうするのか。アメリカンスポーツの特徴であるクローズドリーグをやめるというのは、それこそ天地がひっくり返るレベルの変革となります。
MLSの話題をもうひとつ取り上げると、来年アメリカで開催されるクラブワールドカップの地元枠として、メッシ選手などが所属するインテル・マイアミが選出されています。
インテル・マイアミはイースタンカンファレンスで優勝。また、地元マイアミでクラブワールドカップの開幕戦が開催されることも理由となっているようですが、まだプレーオフが開催される前のことであり、かつ選出基準が明確になっていない中での発表だったので物議を醸しているようです。既報の通り、クラブワールドカップは放映権の販売に苦戦しており、FIFAとしては早期に内定を出したかったというのが本音かと思われます。
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