世界のボクシングを牛耳る? サウジ長官が語る。
「リヤド・シーズン」の代表であり、いまや世界のボクシング界の中心人物となりつつあるのが、サウジアラビアの総合娯楽庁長官であるトゥルキ・アルシェイク氏。彼がDAZNのボクシング番組に電話出演し、いろいろと語っていたそうです。
※トゥルキ・アラルシクという表記もあり。メディアの表記が統一されるまで様子を見ます。
聞き取るのも大変なので、記事になっているものに頼るのですが、日本が絡んでいる話題もいくつかあります。まずは、12月31日に開催される「RIZIN」で安保瑠輝也選手とエキシビションマッチを行う予定のライアン・ガルシア選手について。アルシェイク氏は12月19日にガルシア選手と面会する予定があると明かしています。
ガルシア選手は今年4月の試合の後、ドーピング検査で陽性反応が出たことにより1年間の出場停止処分を受けています。そこでRIZINからのオファーが届いたわけですが、プロモーターであるゴールデンボーイは合意していないと主張。いかにもRIZINらしいと言えばそれまでですが、本当にこの試合が開催されるのかどうかよく分からない状態です。
さて、この面会はどこで行われるのか。リヤド・シーズンは先日井上尚弥選手へのスポンサードを発表しており、アルシェイク氏が12月24日の井上尚弥選手の試合を観戦すると仮定すれば、日本で行われる可能性もあります。もちろん、RIZINに来場する可能性もないわけではありません。同日の井岡一翔選手の試合にも居たりすると面白いですが。
井上尚弥選手について、アルシェイク氏は来年サウジで試合を開催したい意向であると発言しています。まだ次戦が終わってないのに気が早いなぁ・・・とも思いますが、来年4月に予定されている試合については、ラスベガスで開催するのではという報道が出ています。相手はWBC1位・シルバー王者のアラン・ピカソ選手が有力とのこと。
日本での配信についてはAmazonかLeminoになるものと思われます。トップランクの興行なので、アメリカでは引き続きESPNが権利を持つことになりますが、同時にこれはESPNにとって井上選手最後の試合になるかもしれません。
今年3試合を行った井上選手は来年も3試合を予定しており、残る2試合についてはサウジと日本国内での開催となりそうです。サウジ開催の相手としてはマッチルーム傘下のムロジョン・アフマダリエフ選手と、クイーンズベリー傘下のニック・ボール選手が候補にあがっています。時期は8~9月でしょうか。
どちらもリヤド・シーズンに協力的であり、かつDAZNと放映権契約を結んでいる関係ですので、どちらに決まってもDAZNで配信される可能性が高いです。日本ではサブライセンス契約が結ばれる可能性もありますが、もしDAZNが独占した場合、PPVになるのかどうかも注目ポイントとなります。
そして、残る日本開催ですが、期待される中谷潤人選手との対戦は実現するのか。早くも来年の年末が楽しみになってきた・・・というのは気が早すぎますね。配信は4月がAmazonならLemino、LeminoならAmazonになるのではないかと。
0コメント