地味に凄い? NPBジュニアトーナメント、DAZNで配信。

すでに昨日から開幕しているので遅くなってすみませんが、「NPBジュニアトーナメント」が開催されています。NPB12球団が選抜した小学生チームによる大会ですが、今年はオイシックス、くふうハヤテ、BCリーグ、四国アイランドリーグplusのチームも参加し、計16チームとなっています。


この大会ですが、J SPORTSオンデマンドに加えて今年はDAZNでも配信されています。しかもDAZNは無料配信だとのこと。映像はJ SPORTS制作のものが使われているようですが、それを無料で配信するというのは、主催者であるNPBの意向もあるとは言え結構思い切ったことではないかと思います。

DAZNのサムネイルには大会ロゴが表示され、そのロゴの一部としてNPBのロゴが含まれているのが個人的にはツボです。これまで、DAZNのプロ野球中継についてはNPBのロゴは使われておらず、単なるフォントで「NPB」と書かれておりました。


プロ野球の放映権は球団ごとの個別管理であり、DAZNは各球団(パ・リーグについてはPLM社)から購入しています。なのでNPBとの取引関係はなく、ロゴが使われないのは当然のことではあるのですが、今回NPB大会の主催が配信されたこと自体に何かしらの意味を見い出したくなってしまいます。

準決勝と決勝については「SwipeVideo」というサービスでも配信されますので(有料)、これについても触れておきます。SwipeVideoは複数のカメラで撮影した映像を自由に切り替えながら視聴できる、マルチアングル配信を提供しているサービスです。出資者には、FC東京の長友佑都選手も名を連ねています。

今大会では使われていないようですが、複数の映像をもとに3Dモデルを生成し、カメラが存在しないアングルからの映像を生成する「自由視点映像」の技術も持っています。最近では、競馬ゲーム「ウイニングポスト」とタイアップし、有馬記念のレースを出走16頭それぞれのアングルから楽しめる映像を公開していました。


今回の中継は、将来的にNPBの公式戦にも導入するための実験的な要素もありそうです。スポーツに限らず注目されている技術ですので、来年以降もこういった話は出てくるものと思われます。

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