Bプレミア、大阪と秋田が滑り込み26クラブ決定。
Bリーグは、2025-26シーズンに発足する「Bプレミア」の最終審査結果を発表し、アリーナ要件を満たさず継続審議となっていた大阪エヴェッサと秋田ノーザンハピネッツにライセンスを交付しました。
その結果、Bプレミアに参入するクラブは26となりました。東西にグループ分けすることも発表され、13クラブずつに分かれることとなります。
大阪エヴェッサはアリーナの新設計画を撤回し、現在のホームアリーナである「おおきにアリーナ舞洲」の改修に方針転換しました。プレスリリースには、突貫工事で計画案を作り上げるのに協力したアイリスオーヤマへの感謝が書かれています。
アイリスオーヤマといえば仙台の企業であり、地元のJリーグ・ベガルタ仙台のスポンサーだったりもしますが、最近はスポーツ事業に参入しており、スタジアム・アリーナに座席やLEDビジョンなどを納入しています。Bリーグの仙台89ERSはすでにBプレミアの審査をパスしており、クラブのオフィシャルスポンサーではありませんがホームゲームへの協賛を行っている関係です。
秋田ノーザンハピネッツは、秋田県が行った新アリーナ建設の入札に参加者が現れなかったことからピンチに陥っていました。254億円の事業費に対して、人件費や資材の高騰から採算がとれないと辞退が続出したためですが、秋田県議会は事業費を110億円積み増し、364億円とする議案を承認。ぎりぎりで間に合いました。
さて、審査にパスした後、豊橋市長選挙で新アリーナ建設に反対する候補が当選した三遠ネオフェニックスですが、ここで承認を取り消すとスケジュール作成に間に合わないため、いったん2025-26シーズンの参入が認められています。
この件については豊橋市民が決めることなので、部外者から言えることはあまりないのですが、一度議会が承認したものを市長が取り消すわけですから、なかなか大変であることだけは確かです。
すでに大規模なアリーナが存在する浜松市への移転を推す声もあるようですが、クラブとしても曖昧な態度をとっていると足元を掬われかねず、すぐに方針転換することは難しいように思われます。なんとか解決の道筋を探ってほしいところではありますが・・・
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