DAZNマネー還元？フロンターレ、川崎市に1億円寄付。
Jリーグ連覇を達成した川崎フロンターレが、川崎市に1億円を寄付したと報じられた。
Jリーグクラブは自治体との協力関係なしでは成り立たず、法人税として利益を吸い上げられるよりも、寄付という形で自治体にお返しするという姿勢は素直に歓迎したい。
このお金はサッカーに限らず、川崎市のスポーツ振興に活用されることとなるだろう。
さて、気になるのがこのお金の出どころ。ということで、いわゆる「DAZNマネー」と呼ばれるお金の話になってくる。
優勝クラブに与えられる配分金は総額22億円。連覇したのでその倍の44億円がフロンターレに入ってくる。
そのうち15.5億円(実際にはその倍の31億円)が「理念強化配分金」と呼ばれるもので、これを使うにはJリーグの承認を受ける必要がある。名前の通り、Jリーグの理念に沿った用途であることが求められる。
Jリーグの理念については公式サイトにある通り。ここで話題になっているのは、選手の移籍金や年俸に使えるのか？ということ。メディアの記事をいくつか見ても、使えるとする記事もあれば使えないとする記事もある。
こればかりは実際に行われた申請、および承認/非承認の結果が公開されていないので正確なところを判断することはできない。
ただ、理念強化配分金は3年間にわたって分割で支払われることとなっており、これは選手との複数年契約を念頭においたものだという話もある。でもやはり断定はできない。
さて、今回の1億円は申請されたものなのだろうか？それも当然わからない。お金に色がついてない以上、出どころがどこであるかはあまり関係ないのかもしれない。
ただ、個人的にはこの使い途はJリーグの理念に沿ったものだと思う。川崎市にはぜひとも有意義に使って頂きたい。
まぁ、個人的には等々力の陸上トラックを青く塗ってほしいなぁ…と思うのですが。
以前そんな計画が持ち上がったとき、日本陸連が待ったをかけたという経緯がある。等々力で日本選手権の開催が決まっていたことがその理由とされた。
しかし、実際には世界陸上も青いトラックの競技場で開催されており、日本陸連の言い分はまったくもってナンセンスであることが明らかとなった。一説では青いトラックのほうが記録が出やすいとも言われている。
もちろん球技専用スタジアムが欲しいという声もあるけど、現在川崎市は等々力を35,000人規模に改修する計画で動いている。ならばせめて…と、どうしても思ってしまいますね。
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