【追記あり】今度こそ?LPGAツアー放映権問題が解決へ。

とりあえず、日テレの系列局が主催に関わっている3試合について今年も開催することが決まったそうです。

ただ、小林会長の言ってることがどこまで本当かよくわからないし、かといってメディア側から出る情報もあまり信用できないし。とくに読売グループのスポーツ報知から出される情報については散々惑わされた感があります。

この3試合が復活したことによって、今年のカレンダーはぎっしり埋まることに。つまり、もうこれ以上試合が増える余地はない。逆に言えば、このタイミングだからこそ痛みをともなってでも改革をやるべきだった。

試合数が増えないのであれば、一試合ごとの価値を高めていくか、新たな収入源を求めていくしかない。今後予定しているというネット配信もその策のひとつ。

ただ、一般的に「放映権問題」と呼ばれてはいるけど、実際にはもっと範囲を広くとらえ、映像の利用に関するさまざまな権利の問題だととらえたほうがよい。

LPGAは所属選手の肖像権を管理しているが、それを利用して制作された試合の映像はテレビ局側が著作権を保有している。このねじれた状態がずっと放置されていた。

例えば、新たな映像ソフトを制作しようとした場合、その映像が複数の局をまたがって存在していれば、煩雑な権利処理の手続きが必要となる。テレビを見ていると自局が権利を持っていない試合の映像については写真でごまかしていることが多い。あまりにも多いのですっかり慣らされちゃってるけど、それが当たり前だと思ってはいけない。


JリーグがDAZNと交渉する際にこだわったのは、映像の著作権をJリーグ側が管理することだった。これによって、各クラブだったり、スポンサーだったり、DAZN以外の放送局だったり、さまざまな関係者が簡潔な手続きで映像を使用できるようになった。

「放映権」と聞くとまずライブ映像のほうにイメージが向くけど、それは一過性のもの。それにさらなる価値を付加するのはアーカイブである、ということが広く理解されるようになればと思う。


ということで、いったん権利関係は整理された、ということにしましょう。

となると、次の問題は実際に映像を制作するのは誰なのか。そして、どこが放送するのか。まだまだわからないことが多いので、今後も新たな情報があれば随時お伝えしていきます。

【追記 1/26 11:30】
やっぱ解決してないじゃん。
大本営・スポーツ報知の記事は引用したくなかったのでデイリーさんにしましたが、報知にはネット配信は3月に間に合わないとも書いてありました。
読売グループの真意はどこに。

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