J3・奈良クラブにタイ企業が出資。

J3リーグに所属する奈良クラブは、タイのバンコク・グラスグループ(BGグループ)と資本提携を結んだと発表しました。BGグループは昨年8月から奈良のスポンサーとなり、タイ人選手の獲得も行っていますが、さらに強い提携に踏み込みました。


BGグループの傘下にはタイリーグのBGパトゥム・ユナイテッドがあり、ACLでもよく名前を見かける存在です。Jリーグが進めている東南アジア戦略にも合致した、よい提携ではないかと思います。

BGグループとの資本提携について記者発表会を実施 | 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

いつも奈良クラブへの応援、ありがとうございます。 このたび奈良クラブは、BGグループとの資本提携にあたり、記者発表会を実施しましたのでお知らせいたします。 BGグループとは昨年よりパートナーシップを開始し、2024シーズンはBGパトゥムユナイテッドからパトリック選手・キアッドティフォーン選手のタイ国籍選手が奈良クラブでプレーしました。今回パートナーシップをさらに進化させ資本提携を開始します。 奈良クラブは策定している中期経営計画において、2030年に営業売上10億、専用スタジアムの建設などを実行していくためにスピードをあげて取り組んでいく必要があり、発展の軸として地域貢献の強化を継続しながらグローバルでの取り組みを拡げていき、奈良や奈良クラブの発展に寄与する仕組みの構築を推進します。 ※今回のパートナーシップ提携でBGグループが14.98%の株主となりました。それに伴い、BGスポーツ日本オペレーション担当の猪原尚登氏が社外取締役に就任します。 【BGグループについて】 Bangkok Glass (※以後BG)は1974年、Thanyaburi, Pathumthani Provinceで創業。創業以来はキャパシティを拡大し続け、タイ国内で一番大きなグラス製造企業へと成長。この半世紀で高い品質と環境に配慮した製品の製造でグラス製造業界でのリーディングカンパニーとして知られるようになりました。BGはグラス製造分野で強固な事業基盤を持ち、再生エネルギー、建設資材、スポーツチームなどへ投資・事業拡大を推進。スポーツではサッカークラブBGパトゥムユナイテッドを設立(2020,2021年タイリーグで優勝)最先端のクラブハウスを整え、積極的なレベルの底上げや才能を育て、青少年やサッカー少年へのスポーツの推進を行っています。またBGはタイ国内で最も人気のある「BGスポーツ」というYoutubeチャンネルにも力を入れています。魅力的なコンテンツの提供することにより、BGが将来のタイ国内サッカー界において強固な地位を確立できると考えています。 この取り組みの一環として、BGは奈良クラブの明治安田J3リーグホームゲーム全試合をBGチャンネルで配信を予定しており、タイのサッカーファンに楽しんでいただきたいと考えています。 ※記者会見の様子 出席者: 奈良クラブ 濵田満 代表取締役社長

奈良クラブ公式Webサイト

外資の参入といえば、横浜・F・マリノスとシティフットボールグループ(CFG)に始まり、昨年は大宮アルディージャをレッドブルが買収しています。


レッドブルは約3億円で大宮の株式100%を取得したとされますが、今回のBGグループは株式の約15%を約9,200万円で取得したとのことで、クラブとしての価値は6億円強と評価されたことになります。

プレスリリースの中には、今シーズンからタイで奈良のホームゲーム全試合を配信する予定であると記されています。J3の試合が海外で配信される例はこれまでになかったと記憶しています。


ただ、ホームゲームに限られているのはちと残念です。放映権を一括管理している以上、アウェーの試合も配信して全然構わないと思うのですが、はたしてどんな事情があるのか。

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