ネイマール復帰のブラジルリーグ、放映権決着。
ブラジルの全国リーグであるブラジレイロン(ブラジル全国選手権)の、今季からの放映権交渉がようやくまとまったようです。ブラジル最大の民放局であるGloboとの契約が昨年までとなっていたことから、大きな騒ぎとなっていました。
ブラジレイロンの放映権はクラブの個別管理であり、所属クラブは「Libra」と「LFU」という2つの陣営に分かれている状態です。Libra陣営はGloboと今年から改めて5年契約を結んでいますが、LFU陣営はなかなか確定しませんでした。
他の民放局とも交渉し、そのうちの1社であるRecordとは毎節1試合を放送する契約を結びましたが、最終的にLFU陣営もGloboと契約を結んだことが発表されました。こちらも5年契約となっています。その結果、Globoは毎節10試合のうち9試合を放送(8試合は独占)することが決まっています。
LFUがGloboと結んだ契約は年間8.5億レアルと推定されていますが、昨シーズン降格した4クラブはすべてLFUでした。逆に昇格したクラブは3クラブがLFU、1クラブがLibraであり、LFUは1クラブ減となっています。そのため、7.5億レアルに減額されると報じられています。
Libra陣営の昇格クラブは名門・サントスです。ネイマール選手がサウジから復帰することがすでに発表されており、海外からも注目が集まりそうです。
しかし、ブラジル国内の放映権がやっと決着したばかりで、国外への販売はこれからとなります。昨シーズンはinfrontがLFU・Libraの両陣営と代理店契約を結びましたが、今年以降の代理店はまだ発表されていません。日本を含めどこで視聴できるかは、まずここが確定しないと先に進まないことになります。また続報入りましたらお伝えします。
- LFU陣営
- 放映権 (年間16億レアル) ※1レアル=約26円
- Globo (民放) : 毎節5試合 (うち4試合独占)
- Record (民放) : 毎節1試合
- CazéTV (YouTubeチャンネル) : 毎節1試合
- ※RecordとCazéTVは同じ試合を放送・配信
- Amazon : 毎節1試合
- 加盟クラブ (1部20クラブ中11クラブ)
- コリンチャンス
- インテル・ナシオナウ
- クルゼイロ
- フルミネンセ
- バスコ・ダ・ガマ
- ボタフォゴ
- フォルタレーザ
- シュベントゥージ
- ミラソーウ ※昇格
- スポルチ ※昇格
- セアラー ※昇格
- Libra陣営
- 放映権 (年間11.7億レアル)
- Globo (民放) : 毎節4試合(独占)
- 加盟クラブ (1部20クラブ中9クラブ)
- パルメイラス
- サンパウロ
- フラメンゴ
- レッドブル・ブラガンチーノ
- アトレチコ・ミネイロ(MG)
- グレミオ
- バイーア
- ビットーリア
- サントス ※昇格
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