MLB東京シリーズの中継は日テレとAmazon。
いよいよ、MLBの開幕戦となる東京シリーズ・カブスvs.ドジャース戦が開催されます。これまでの記事のおさらいと言った感じになるのですが、中継は日本テレビとAmazonです。
先だって放送・配信されたプレシーズンゲームですが、日本テレビの視聴率が発表されているのでまずそちらを紹介します。阪神が2連勝を飾っただけに、阪神戦は関西地区の視聴率も知りたいところではあります。
- 3月15日(土)
- 阪神vs.カブス: 8.3% (11.5%)
- 巨人vs.ドジャース: 22.9% (22.0%)
- 3月16日(日)
- 阪神vs.ドジャース: 16.5% (19.8%)
- 巨人vs.カブス: 13.1% (14.2%)
【追記】
デイリースポーツが関西地区の視聴率を公開してくださいましたので追記します。カッコ内の数字です。
https://www.daily.co.jp/mlb/2025/03/17/0018762823.shtml?ph=1
日本テレビが放映権を獲得したのは、読売新聞社が主催として入っているからということですんなりとは行くのですが、MLBの放映権自体はNHKや他の民放局も購入していますから、何かしらの調整が発生しているものと考えられます。プレシーズンゲームをセットにしたり、あるいは公式映像の制作に関与するといった追加の条件提示があったものと推察しますが、詳しいことは表に出てこない限り分かりません。
読売新聞社が主催に入っているのは、過去の日本開催や、あるいはWBCの東京ラウンドでも同様なのですが、MLB機構が開催権を販売するいわゆる「売り興行」の形をとっていることによります。今回は2試合ともカブスのホームゲーム扱いとなっていますので、カブスの主催試合の興行権をMLBが買い上げ、読売に販売したことになります。
毎度おなじみ、桜美林大学の小林至教授がYouTubeで解説していますので、詳しくはそちらをご参照いただくのがよいかと思います。ただ、日本から支払われているMLBの放映権料について、小林教授は「年間225億円」と発言していますが、こちらの情報ではもっと低い(100億円前後)なので、さらなる情報が欲しいところではあります。
Amazonで配信されるというのは結構大きな話で、本来であれば日本におけるネット配信はSPOTV NOWが放映権を持っており、ABEMAにサブライセンスも行っています。ただ、東京シリーズに限ってはAmazonが「独占ライブ配信」を謳っており、SPOTVやABEMAでの配信はありません。
今後のレギュラーシーズンにおいても、AmazonはSPOTVの協力のもとに週2試合(土日に各1試合)をライブ配信するとしていますが、SPOTVの今後が若干不安に感じてきます。
アメリカでの中継についても触れておきますと、プレシーズンゲームはMLB Networkで放送され、公式戦はFOXが全米向けに中継します。開幕戦は地上波、第2戦は有料チャンネルのFS1にて放送されます。
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