【速報用】IOC会長選挙 →コベントリー氏当選
バッハ現会長の後任を決めるIOC会長選挙が本日(3月20日)開催されます。バッハ会長の退任は決まっており、新人7候補による選挙戦となります。
候補者リスト
詳細なプロフィールについては、IOCのWebサイトを参照ください。
https://www.olympics.com/ioc/organisation/ioc-president-election
- ファイサル・アル・フセイン王子
- ヨルダン、1963年生(61歳)、ヨルダンオリンピック委員会会長など
- ダビド・ラパルティアン
- フランス、1973年生(51歳)、UCI(国際自転車競技連合)会長、CNOSF(フランス国立オリンピック・スポーツ委員会)会長
- ヨハン・エリアッシュ
- イギリス、1962年生(63歳)、FIS(国際スキー・スノーボード連盟)会長
- ファン・アントニオ・サマランチJr.
- スペイン、1959年生(65歳)、IOC副会長
- カースティ・コベントリー
- ジンバブエ、1983年生(41歳)、ジンバブエスポーツ大臣、水泳・背泳ぎで金メダル2個獲得
- セバスチャン・コー
- イギリス、1956年生(68歳)、WA(ワールドアスレチック)会長、陸上・中距離で金メダル2個獲得
- 渡邊守成
- 日本、1959年生(66歳)、FIG(国際体操連盟)会長
下馬評
各種メディアの報道では、セバスチャン・コー氏が実績・知名度で上回り最有力のようですが、年齢がネックか。唯一の女性候補であるコベントリー氏はバッハ現会長の後継と目され、対抗と言ってよいでしょう。親子二代で会長の座を狙うサマランチJr.氏、アジア初の会長をめざすファイサル王子が追いかけますが、かなりの混戦とみられています。
スポーツベッティングサイト「BETONLINE」のオッズでは、セバスチャン・コー氏が2.5倍でトップ。以下、ファイサル王子(5倍)、ラパルティアン氏(6倍)と続きます。
過去に執筆した記事
結果
【追記 3/21 7時】
コベントリー候補が1回目の投票で97票中49票を獲得し、当選しました。初の女性、かつアフリカ出身のIOC会長が誕生しました。
今回の投票は、過半数の得票者がいなければ最下位を除外して再投票を行うという方式でしたが、49票はぎりぎり過半数であり、1回目で決まったのは予想外だったと言えます。混戦と目される時ほど、わずかの差がクローズアップされ、得票数では意外と差がついてしまう。そんな状態だったように思われます。
有力とされていたセバスチャン・コー候補はわずか8票という惨敗でした。コベントリー候補との比較で選ばれなかったと言えます。サマランチ候補は2回目以降の投票に進んでいれば逆転の目が(僅かながら)あったかもしれません。
- コベントリー: 49
- サマランチJr.: 28
- コー: 8
- ラパルティアン、渡邊: 4
- ファイサル、エリアッシュ: 2
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