NBAが欧州進出か。FIBAも協力。

NBAがヨーロッパで新リーグを設立するという話は、以前からたびたび浮かんでは消えていたようですが、先日NBAのアダム・シルバーコミッショナーが出席した記者会見に、FIBAのアンドレアス・ザグクリス事務総長が同席したことによって、にわかに現実味が帯びています。


新リーグは16チームで構成され、12チームは固定、残り4チームは入れ替え制になるとのことで、昇降格のあるヨーロッパ型とないアメリカ型の折衷型となっています。すでにいくつかのサッカーのビッグクラブと交渉しているとか。これらは総合型スポーツクラブなので、バスケのチームの傘下に置いています。

すでに欧州王者を決める大会としてはユーロリーグがありますので、兼ね合いをどうするのか。ユーロリーグを主催するのはECA(EuroLeague Commercial Assets)であり、かつてFIBAから独立した経緯があります。現在は対立関係にあると言ってよいかと思います。


対抗する形でFIBA傘下のFIBAヨーロッパも「バスケットボール・チャンピオンズリーグ」を開催しています。この大会はFIBAとDAZNとのつながりがあるため、日本のDAZNでも配信されていたりするのですが、人気・レベルともにユーロリーグよりは落ちるとか。


今度はそこにNBAが参戦し、カオスっぷりが加速しています。当然ながらヨーロッパではこの動きに批判的な意見が多く、バスケの親玉たるNBAの力を持ってしても簡単にはいきそうにありません。

ちなみにDAZNはユーロリーグ女子の配信を行っています。まもなくファイナルラウンドが開催され、4月13日には決勝戦が開催されます。でも、女子についてはFIBAヨーロッパが主催であり、DAZNもFIBAとの契約の中で配信しているんですよね・・・複雑。


正直なところ理解が追いついていないのですが、NBAとFIBAの真の狙いがどこにあるのかがまだ分からないのもその理由です。まだまだ勉強不足です。追いかけていきます。

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